長野県大町市の保育所に「CoDMON」が導入
株式会社コドモンは、2024年12月より長野県大町市の保育所6施設に対して、自社が提供する保育・教育ICTサービス「CoDMON」の導入を決定しました。この取り組みは、職員間の情報共有をより円滑にし、業務の負担軽減を図ることで、保育サービスの質を高めることを目的としています。
「CoDMON」の主な機能
大町市における「CoDMON」の導入に際しては、いくつかの便利な機能が用意されています。
1. 遅刻・欠席・お迎え・延長の連絡
保護者は、アプリを使って登降園の遅れや欠席、お迎え、延長などの連絡を簡単に行えます。このため、園は電話対応をせずともリアルタイムで情報を受け取れるため、時間の有効活用が可能です。保護者にとっても、わずらわしさから解放される利点があります。
2. お知らせ一斉配信
「CoDMON」では、保護者への一斉連絡が可能です。クラスや園児を指定して、あらかじめ設定したテンプレートを利用することで、情報の配信が簡易になります。例えば、メールやスマホ通知など多様な方法で連絡ができ、迅速な情報伝達が確保されます。
3. 登降園管理
QRコードを用いた登降園管理機能も搭載されており、園児の入退園時刻を簡単に記録できます。この機能は出席簿の自動作成や延長保育料の計算を効率化し、保護者との情報共有を容易にします。
ICT化が進む保育現場
日本の保育現場においても、デジタル化が不可欠な課題とされており、2021年9月にはデジタル庁が行政のデジタル化を一手に進めるために設立されました。厚生労働省は、2020年から保育士の魅力向上や業務効率化を目指して「保育の現場・職業の魅力向上検討会」を開催し、ICTの活用の必要性を強調してきました。
SaaSの利点
今後の保育ICT導入においては、SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)は多くのメリットを提供します。例えば、導入の容易さ、時代に合わせて新機能が追加される柔軟性、そして費用面での負担軽減が期待されます。特に、整った実績のあるシステムを選択することが推奨されており、サービスの安定性を確保しています。
結論
大町市の保育所における「CoDMON」の導入は、保育の質向上に寄与することが期待されます。ICTサービスの導入は保育士にとっての業務負担を軽減し、より子どもたちと向き合う時間を創出することを目指しています。これによって、地域での保育環境が一層向上することを心から期待しています。