創業から55年、ザオー工業が生み出す自由な発想のアルミブロックパーツ

東京都足立区に本社を構えるザオー工業株式会社は、その長い歴史の中で多様な技術を蓄積し、数々の成功を収めてきました。今回注目したいのは、同社が新たに開発したアルミブロックパーツ『ザオーブロック』です。これは、使用済みのアルミ素材を活用した組み立てブロックで、ユニークで想像力あふれる製品として、昨年の「東京インターナショナルギフト・ショー」で紹介されました。

ザオー工業の歴史と発展

1968年に創業したザオー工業は、当初からネームプレート製作を手掛け、一貫した金属プレス加工技術を磨いてきました。昨今の工業製品において、環境への配慮が求められる中、鈴木国博社長はその技術を生かして新たな挑戦に乗り出しました。彼は父親から受け継いだビジョンを元に、自社製品の開発を進めていく意義を語ります。「父が私に語った、自社製品を開発せよという言葉は、今でも心の中にあります」と鈴木氏は語ります。

ザオーブロックの魅力

『ザオーブロック』は、主に金属プレス加工で出たアルミの端材や廃材を用いた、自由な発想で組み立てが可能なパーツです。特殊な形のアルミプレートに、ボルトとナットを組み合わせて、自由自在に作品を作ることができます。子供から大人まで楽しめるこの製品は、もの作りの楽しさを新たに広げるものとして期待されています。

佐贺大学のワークショップや「ザオーブロック」を使用した地域活動にも参加し、多くの人に製品を体験してもらっています。夏休みには、子供向けのワークショップが開催され、その成果に対しては大きな反響があります。キッズたちが「ザオーブロック」を通して創造力を育んでいるのを見ることは、鈴木代表にとって大きな喜びです。

売上の未来とビジョン

『ザオーブロック』は今後、より多くの人々の手に渡り、認知度を高めていくことが目標です。「私たちの製品が子供たちにって金型技術への興味を引き、次世代のエンジニアが誕生することを願っています」と鈴木氏は、未来への展望を語ります。

また、ザオー工業では、自社製品の発売に伴い、さまざまな試みも進めており、最近では新たな製品開発のためリサイクルプロジェクトにも取り組んでいます。これにより、廃材の有効活用を進め、企業としての社会的責任も果たしていく方針です。

地域貢献への強い思い

ザオー工業は地域の活性化にも力を入れています。足立区内での取り組みを通じて、地域の人たちとのつながりを強め、企業の社会的責任を果たすことに注力しています。「地元の方々との交流を深め、自分たちの製品を通じて喜びを提供できることが、我々の最大の使命です」と鈴木氏は語ります。

まとめ

ザオー工業が開発したアルミブロック『ザオーブロック』は、まさに創造力と技術が融合した製品です。親子の思いから生まれたこの製品が、今後どのような多様性を持った展開を見せるのか期待が高まります。

ぜひ、「第99回東京インターナショナルギフト・ショー」で、実際にこの魅力的な製品を手にして、感動を味わってみてください。彼らのブースは「SOZAI展」コーナーに位置し、足立ブランドとしても認知されているこの新しい挑戦をぜひ応援してあげてください。