ダイヤモンド半導体の挑戦
2023-11-10 09:00:02

大熊ダイヤモンドデバイス、革新的半導体で国策プログラムにW採択!~未来社会を拓くダイヤモンド半導体の挑戦~

ダイヤモンド半導体の未来を切り開く!大熊ダイヤモンドデバイス、国策プログラムW採択



2022年3月に設立された大熊ダイヤモンドデバイス株式会社は、次世代半導体として注目される「ダイヤモンド半導体」の世界初の実用化を目指すスタートアップ企業です。この度、同社は内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)と、研究開発とSociety 5.0との橋渡しプログラム(BRIDGE)の2つの国策プログラムに同時採択される快挙を達成しました。

究極の半導体「ダイヤモンド半導体」とは?



現在主流のシリコン半導体や、次世代パワー半導体として期待されるGaN(窒化ガリウム)を凌駕する性能を持つダイヤモンド半導体は、「究極の半導体」と呼ばれています。その優れた特性は、高温・高放射線環境下でも安定して動作するという点にあります。この特性は、福島第一原子力発電所の廃炉作業など、極めて過酷な環境での利用に最適です。

大熊ダイヤモンドデバイスは、人工ダイヤモンドを用いたダイヤモンド半導体の研究開発に10年以上取り組んできました。取締役である金子氏と梅沢氏が中心となり、福島第一原発廃炉プロジェクトへの応用を目指した研究開発を進め、代表取締役の星川氏が事業化を推進。その結果、世界で初めて実用レベルの増幅器の開発に成功し、企業設立へと繋がりました。

SIPとBRIDGE、ダブル採択の意義



今回採択されたSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)第3期課題「マテリアル事業化イノベーション・育成エコシステムの構築」では、将来の社会課題解決に繋がる革新的マテリアル産業の創出を目指しています。大熊ダイヤモンドデバイスは、同プログラムのサブ課題C「マテリアルユニコーン予備軍の創出」に採択され、最大9億円の支援を受けながら、3年間の研究開発を行うことができます。

同時に採択されたBRIDGE(研究開発とSociety 5.0との橋渡しプログラム)の「マテリアルスタートアップインキュベーション促進事業」では、SIPサブ課題Cと連携し、データ駆動型の研究開発を加速させる支援を受けます。

これらのプログラムへのダブル採択は、大熊ダイヤモンドデバイスの技術革新と事業化への取り組みが、政府機関から高く評価された証と言えます。民間企業として唯一、SIPサブ課題Cに採択されたことも、その技術力の高さ、そして社会への貢献度の大きさを示しています。

未来へ向けた挑戦



大熊ダイヤモンドデバイスは、ダイヤモンド半導体の商用化に最も近い位置にいると自負しています。今回の採択を機に、人材育成と研究開発をさらに強化し、ダイヤモンド半導体の社会実装に向けた取り組みを加速させていく方針です。

ダイヤモンド半導体が実用化されれば、様々な分野で革新的な技術革新が期待されます。例えば、次世代パワーデバイス、高周波デバイス、量子コンピューティングなど、幅広い分野への応用が考えられ、日本の産業競争力の強化にも大きく貢献すると期待されています。

大熊ダイヤモンドデバイスの今後の動向に、世界中が注目しています。

会社情報

会社名
大熊ダイヤモンドデバイス株式会社
住所
北海道札幌市北区北21条西12丁目2北大ビジネススプリング
電話番号
011-792-7156

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