大腸がんの早期発見を目指す!内視鏡検査の全貌を解説
2025年2月9日(日)午前7:00から放送される『健康カプセル!ゲンキの時間』では、大腸がんという厄介な“サイレントキラー”をテーマに、早期発見の重要性と内視鏡検査の実際について詳しく解説されます。
大腸がんの現状
大腸がんは、日本におけるがん患者の中で特に増加傾向にあります。がんの部位別死亡者数では、女性で1位、男性で2位を占めており、年間約5万人がこれにより命を落としています。問題は、大腸がんがしばしば自覚症状を伴わないため、知らず知らずのうちに進行してしまうことです。このため、多くの人々が早期発見の機会を逃してしまっています。
内視鏡検査の重要性
大腸がんを早期に見つけるためには、「大腸内視鏡検査」が非常に有効です。この検査は、腸内の粘膜を直接観察することができるため、異常を早期に発見する手助けになります。しかし、実際の受診率は約4割と低調で、「恥ずかしい」「怖い」という誤解から避ける人が多いのが現実です。
検査の流れ
検査3日前
検査準備として、食事制限や下剤の使用が求められます。これにより、腸内をきれいにし、はっきりとした画像を得ることができます。
検査当日
当日は、医師が内視鏡を用いて腸内を観察します。その際の痛みや不快感はあるものの、事前に麻酔や鎮静剤を用いることもあります。
下剤について
下剤の使用が煩わしいと思われる方もいらっしゃいますが、腸内を清潔に保つためには重要な一歩です。
アプリでの便確認
最近では、便の確認をアプリで行えるシステムも登場しています。これにより、検査前の準備が楽になるかもしれません。
検査で見つかる病気
内視鏡検査では、大腸がんのほかに腫瘍性ポリープなども発見されることがあります。ポリープが見つかった場合は、適切な処置が施されることが一般的です。
かんおうがた大腸がん
大腸がんには「陥凹型(かんおうがた)」というタイプも存在し、見つけにくい特徴があります。最新のAI技術を取り入れることで、早期発見の可能性が高まります。
大腸カプセル内視鏡
近年、口から飲み込むカプセル内視鏡も注目されています。この方式により、煩わしい前処置なく腸内を検査することが可能です。カプセル内部にはカメラが内蔵されており、撮影された画像は後で分析されます。
以上の内容は、健康を守るうえでの大切な知識です。早期発見は、がん治療において非常に重要ですので、是非今回の放送をお見逃しなく。
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