沖縄県での『スポGOMI甲子園2025』の開催
2025年8月23日、沖縄県の中城モール裏ビーチにて、全国的な注目を集める『スポGOMI甲子園2025 沖縄県大会』が開催されました。このイベントは、15歳から18歳までの高校生たちが3人1組のチームで参加し、規定エリア内のごみを拾ってその質と量をポイント化して競い合うというものです。
参加者66人、83kgのごみを収集!
大会では、全22チームから66人の高校生が集結。主催の日本財団スポGOMI連盟は、海洋ごみ問題の深刻さを若者たちに理解してもらい、行動を促すための大切なイベントとして位置づけています。この日、集まった高校生たちは、競技エリア内の美しいビーチを舞台に、懸命にごみ拾いに挑みました。~沖縄特有の強い日差しの中、約45分間という制限時間の中で、果たしてどれだけのごみを拾うことができるのか。
優勝した「チーム道徳心」
全体の熱気の中、「チーム道徳心」が見事優勝に輝きました。このチームは、拾ったごみが13.36kgに達し、1278.5ポイントを獲得。僅差で2位の「ゴミンジャーズ」に5ポイント差で勝利し、11月に東京で行われる全国大会への出場権を得ました。特に、バッグや茂みなどさまざまな場所での巧みなごみ拾い戦略が勝因となったようです。
沖縄の海とごみ問題
中城モール裏ビーチは、美しい青い海と広い砂浜が特徴。このビーチはマーメイドの石像がシンボルとして知られていますが、残念ながら台風による漂着ごみや訪問客から出た生活ごみが散見されます。沖縄県民は「海は県民の財産」との意識が強く、幼少期から海の重要性を学んでいますが、海にごみが流入する現状は避けられません。この度のスポGOMI大会を通じて、参加者たちはそのような現実を実感し、地域のために何かをするきっかけとなったことでしょう。
参加者たちの思い
優勝した「チーム道徳心」のメンバーは、レース後、「僅差での優勝だったけど、勝敗を分けたのは僕たちが持っている道徳心、そして沖縄の誇りだと思います。東京での全国大会でもこの心を忘れずに勝ち進みたい」とコメント。
イベントを通じて若者たちが海洋ごみの重要性を再認識し、自らの行動を見直す絶好の機会となったことは間違いありません。
結果
この大会で集まった全体のごみの総量は83kg。参加した高校生たちは、自らの活動が周囲にどれだけの影響を及ぼすかを考え、沖縄の未来のために行動を起こすことの大切さを改めて感じたことでしょう。
沖縄県大会は、ただのごみ拾い競技を超え、地域の結束力や環境保護への意識を高める重要な場となりました。参加した高校生たちの勇気と情熱が、未来の沖縄に光をもたらすことを願っています。