100年を守る陶器ギャラリー
2025-03-17 16:06:34

陶器ギャラリー陶庫が100年の歴史を守るためのクラウドファンディング

陶器ギャラリー陶庫が築約100年の歴史を未来へ



栃木県益子町に位置する陶器ギャラリー陶庫が、約100年の歴史を持つ木造建築の保存及び修繕を目指し、クラウドファンディングを開始しました。このプロジェクトは、陶庫が果たしてきた役割を未来へと引き継ぐためのものであり、屋根や庇の老朽化による危険を回避しながら、益子焼の魅力を伝える場所としての機能を維持することを意図しています。

陶庫の魅力と役割


陶庫は1974年に創業し、益子焼を中心とした工芸作品の展示・販売を行っています。2024年の創業50年を控え、これまで約40名の作家の作品を扱い、延べ1000回以上の展覧会を開催してきました。また、金継ぎ体験や作家トークイベント、お茶会などのワークショップも行い、多くの訪問者に陶器の魅力を伝えています。

プロジェクト背後の背景


益子焼の市場は1998年には約95億円と言われていたものの、2022年には約15億円にまで縮小しました。この背景には、後継者不足が深刻化している現状があります。陶庫は、このような厳しい環境の中で、作り手の情熱を尊重しながら訪れる人々に益子焼の素晴らしさを体験させる場を提供し続けています。しかし、現在の店舗の老朽化により、この役割を果たすためには修繕が必要不可欠な問題となっています。

クラウドファンディングの目的


今回のクラウドファンディングは、単なる修繕に留まることなく、「文化を未来へつなぐ」ための取り組みです。陶庫がこの空間をどう活用していくかを皆さんと共に考え、益子とその文化に貢献していくことを目的としています。修繕は事業収益の範囲で行うべきですが、益子焼市場の縮小によりそれが難しくなってきたため、皆様のお力を借りたいと考えています。

クラウドファンディングの詳細


現在、プロジェクトは2025年3月17日から5月15日までの期間で、目標金額は500万円、最終的な目標は1100万円です。支援プラットフォームはREADYFORで、詳細はプロジェクトページで確認できます。支援は屋根修繕や庇の修繕に使用されます。

代表のメッセージ


代表取締役の塚本倫行は「私たちがここまで続けてこられたのは、作り手の情熱と、それを支えてくださるお客様のおかげです。老朽化した建物を次の世代へ残すために皆さんの力をお貸しください」と訴えます。

地域に根ざした文化の価値を継承


陶庫は益子で育まれた陶芸文化を大切にし、地域とのつながりを強調しています。専務取締役の塚本慈も「この場所が未来の益子の文化を継承する役割を果たし続けられるよう、皆様の温かいご支援をお願いします」と語ります。

この取り組みは、陶器をただの商品としてではなく、文化や伝統を伝える大切な場としての機能を維持するための試みであり、ぜひ多くの人々に支援を呼び掛けたいと思います。益子町の陶芸文化の未来を、共に築いていきましょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

会社情報

会社名
有限会社 陶庫
住所
栃木県芳賀郡益子町城内坂2
電話番号
0285-72-2081

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。