新刊紹介:『事業構想原論』
学校法人先端教育機構が、2026年1月30日に刊行予定の『事業構想原論 理念を基軸とした価値構想の体系』。この本は、著者である東英弥氏の豊かな実践知と学術的研究の成果を基に、新たな学問領域「事業構想学」を確立しようとする試みです。
構想力の復権
東氏は、長年にわたって15社を起業し、経営を促進してきた経験を持ち、本書では日本経済の深層問題を単なるマクロ経済の視点からだけでなく、「構想力の空洞化」という側面から捉え直します。この視点に基づき、失われた構想力の復権を提唱し、それが持続可能な事業の創出にどのようにつながるかを論じています。
本書の構成
本書は、序論を含む大きく4部に構成されており、全688ページにわたる内容となっています。特に注目されるのは次のポイントです:
1.
事業構想学の学術的基礎 - この部分では、事業構想という学問の基本概念を体系的に解説しています。
2.
事業構想の構成原理 - 理念、優位性あるプロダクト、市場創造、組織能力という4つの要素がいかに絡み合い、持続可能な事業を支えるのかが詳述されています。
3.
事業構想のプロセスと方法 - 具体的な方法論が提示され、実際のビジネスシーンにどのように適用できるかのヒントが提供されます。
4.
事業構想理論の射程と応用 - 構想学が他の学問や産業にどのように影響を与え、また応用できるかを考察します。
未来を切り拓くために
本書は、経営者、教育者、行政関係者、そして次世代のリーダーを志向するすべての人々に向けられています。その目的は、変化の激しい社会において新たな価値を創出するための思考と実践の指針を提供することです。
著者プロフィール
著者の東英弥氏は、1952年に神奈川県横浜市で生まれ、早稲田大学大学院商学研究科を修了後、1980年代から数えきれないほどの企業に関わってきました。その経験は、経営学だけではなく、社会構想に関する深い思想にも結びついています。彼が設立した事業構想大学院大学や社会構想大学院大学は、その理念を実践的に学ぶ場となっています。
終わりに
この書籍は単なる学問書ではなく、将来のビジネスリーダーたちが直面するであろう様々な課題に対して具体的な解決策や指針を提示するものです。事業構想学の重要性を再認識し、価値創造の過程を深く理解したい方にとって、必読の一冊と言えるでしょう。