santas株式会社、テクノフローワンのリニューアルで銀賞受賞
空間を通じて組織変革を実現するsantas株式会社(神奈川県藤沢市)が、株式会社テクノフローワンの本社オフィスのサインデザインにより、公益社団法人日本サインデザイン協会の「第59回日本サインデザイン賞」で銀賞を受賞しました。この受賞は、創造的なサインデザインが企業の文化やコミュニケーションにどのように寄与するかを示す重要な事例です。
日本サインデザイン賞とは
日本サインデザイン賞(通称SDA賞)は、1966年以来続く、日本で唯一のサインデザインを対象にした顕彰事業です。優れたサインデザイン作品を広く社会に発信し、その重要性を普及・啓発することを目的としており、今年は347点の応募の中から受賞作品が選出されました。
受賞の詳細
このたびの受賞について、santasは以下のような施設概要で展開されたサインデザインが高く評価されました:
- - 受賞名:第59回日本サインデザイン賞銀賞
- - 受賞対象:テクノフローワン本社オフィス(所在地:兵庫県神戸市)
- - 企業名:株式会社テクノフローワン
- - 所在地:神戸市長田区神楽町2-3-2
- - ウェブサイト:テクノフローワン公式サイト
テクノフローワン本社の特長
テクノフローワンは、2016年に事業成長に合わせた本社機能の再設計を行いました。このプロジェクトでは、11のワークデザインアイデアを基にした空間設計が行われ、社員の成長やコミュニティ形成を支援する仕組みが盛り込まれています。以下に、主な施策の一部を簡潔に紹介します:
- - 新しい習慣を生み出す:職場での柔軟な働き方を促進するサインデザイン。
- - 社員同士のつながりを強化:意図的に設計された動線により、異なる部署間での交流機会を増やす。
- - 情報の受発信を活性化:活動内容を視覚化した展示サインで、全体の情報共有を円滑に。
- - 社員の成長を促す仕掛け:学びや挑戦を促すメッセージを織り込み、積極的な行動を促進。
- - 特別感のある体験を提供:イベント空間での記憶に残る体験の設計を重視。
各階の特徴とサインデザイン
1階にはギャラリーゾーンが設けられ、来客と地域との交流が促進されるオープンなスペースが特徴です。このエリアでは企業の歴史や製品が展示され、来訪者が自社製品を体感できます。
4階はコアゾーンで、部門間の連携を促す回遊性の高い動線計画が施されています。ユニバーサルデザインが考慮され、各エリアが柔軟に利用できるよう導かれます。
5階には特別フロアとして、社内イベントや来客対応が円滑に行えるイベント&ホスピタリティ空間が配置されています。サインには会社の特徴が反映され、ホスピタリティを演出しています。
美意識とウェルビーイングを重視したデザイン
テクノフローワンのデザイン理念には「美意識」が根底にあります。この美意識は、製品の美しさだけでなく、社会への貢献を重視し、環境に配慮した素材選びや省エネ設計も取り入れています。また、地域とつながるオープンな空間を設け、社員のウェルビーイングを重視した設計思想が貫かれています。セキュリティが担保されることで自由で安心な働き方も実現しているのです。
受賞に寄せるコメント
株式会社マルヤマデザインの代表、丸山智也氏は、「初期段階からクライアントと密に連携し、技術力を発信する工夫を重ねました。この受賞はその結果だと信じています」と述べています。さらに、santasの代表である宮﨑敦史氏は、「受賞で、弊社のビジョンである『人-企業-社会の自然な共鳴』の実現に向けて、さらに邁進する決意を新たにしました」とコメントしています。
santas株式会社について
santasは、空間に関する様々な課題を解決し、人、企業、社会の良い関係を築くことを目指す「Creative&Management」企業です。与えられたプロジェクトに基づいて、組織の環境やスキルを最大限活かすことに貢献する中で、社会に価値を生み出しています。私たちの提供するデザインは、プロジェクトや組織が抱える課題解決に役立つものです。
参考リンク