キャピタランド日本初のデータセンター開発、大阪に用地取得で成長加速

キャピタランド、日本初のデータセンター開発



キャピタランド・インベストメント・リミテッド(CLI)がついに日本において初めてのデータセンター開発に乗り出します。このプロジェクトは大阪での用地取得を通じて実現し、業界におけるデジタルインフラの重要性を一層高めるものとなるでしょう。ここでは、データセンターの概要やその意義、そして今後の展望について詳しくお伝えします。

大阪の用地取得とプロジェクト概要



CLIはこの度、大阪において50メガワットの電力供給を確保したデータセンターの用地を取得しました。この計画は、同社が推進するデジタル分野への投資テーマに沿ったものであり、日本市場への本格的な進出を示すものです。CLIは2021年以降、グローバルに23のデータセンターを新たに加えており、今回の取り組みは特に注目を集めています。

日本は、Tier 1データセンターマーケットとして、2023年には238億米ドル、2028年には387億米ドルへと成長が予測されており、年平均成長率は10%です。また、東京と大阪は共に重要なデータセンターハブとなっており、数多くの主要クラウドサービスプロバイダーが拠点を持つ地域です。

デジタル化とAIの急成長



現在、デジタル化とAI技術の普及が進む中、データセンターの需要は急増しています。CLIのプライベートファンド担当であるMichelle Leeは、世界的に特にアジアでこの需要が新規供給を上回ると予測しています。97%の投資家がデータセンターへの投資を増やす計画を立てていることからも、その重要性が伺えます。CLIは豊富な経験と専門知識を基に、データセンター向けの用地を取得したことを喜ばしく思っており、今後の成長を期待しています。

サステナビリティと技術革新



このデータセンターは、AI対応かつサステナブルな設計が施されています。具体的には、エネルギー効率を高める省エネ技術や、業界のベストプラクティスに基づいた温度管理システムが導入されています。これにより、オゾン層破壊係数がゼロまたは低い製品を使用し、環境への影響を最小限に抑えることが可能となります。CLIのマネージングディレクターであるMichelle Leeは、今後もこの分野で新たなファンドを開発し、持続可能な投資機会を創出していくことを目指しています。

グローバルなデータセンター能力



CLIの新しいデータセンターは、同社がコラボレーションとパートナーシップを通じて実現するグローバルなモビリティを示すものです。シンガポールを本拠地に持つCLIは、約800MWの電力を保有し、東京と大阪に拠点を構えることで、アジア全体でのデータセンター戦略を強化しています。CLIは、世界中のデータセンターにおける投資、設計、運営の経験を活かし、日本国内でのデジタルインフラの発展に寄与することが期待されています。

最後に



今後、キャピタランドが大阪でのデータセンター開発を進めることで、地域や日本全体のデジタル経済が更に活性化されることが予想されます。サステナビリティやAI技術へのコミットメントを持ちながら、CLIは今後も積極的に投資を続け、業界の発展に寄与することが期待されます。データセンターの新たな拠点として、CLIの大阪データセンターは未来のデジタル社会を支える重要な施設となることでしょう。

会社情報

会社名
キャピタランド・ジャパン 株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-2-3丸の内仲通りビル6F
電話番号
03-5219-3033

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