サーバーワークス、請求代行サービスの新しいプランを発表
株式会社サーバーワークスは、2024年9月5日(火)から新たに提供する請求代行サービス「ガバナンスプラン」のリリースを発表しました。AWSのプレミアティアサービスパートナーである同社は、この新プランでクラウドサービス利用者のニーズに応え、複数のAWSアカウントを効果的に管理する手助けをするとしています。
ガバナンスプランの背景
近年、クラウドサービスが急速に普及し、企業がAWSアカウントを複数導入するケースが増えています。しかし、マルチアカウントを運用する際に最適なガバナンスを維持する方法など、多くの企業にとって課題となっています。こうした中で、サーバーワークスはAWS Organizationsを活用したトータルコストの最適化を目指し、新しいプランを用意しました。
ガバナンスプランの特長
新プランの最大の特長は、AWS利用料から5%割引が適用される点です。これにより、お客様はReserved InstanceやSavings Plan、さらにはスポットインスタンスにかかる費用も削減できるため、コストの最適化を実現しつつ、事業を効果的に成長させることが可能となります。コスト削減を実現しながらも、AWSエンタープライズと同等の質の高いサポートがそのまま受けられる点も魅力的です。万が一、AWSの障害やサイバー攻撃が発生しても、損害保険が無料で付帯されるため、安心して利用できます。
さらに、ガバナンスプランでは複数のAWSアカウントを一元管理し、セキュリティを強化しつつ運用の最適化を図ることができます。サービスコントロールポリシー(SCP)やCloudFormation StackSetsを用いたアカウント全体の可視化と管理が可能になり、AWSサービスの利用に際してのベストプラクティスに基づいた環境構築がサーバーワークスのサポートによって実現できます。
無償提供されるフルパッケージプラン
ガバナンスプランでは、導入後すぐに利用可能な標準設計の構築も無償で提供されます。このプランを利用することで、クライアントはセキュリティ設定が適用されたアカウントを手に入れることができ、AWS利用における安心感を高めることが期待されます。ただし、AWS Control Towerを利用する場合は、セキュアアカウントの保証の対象外となるため、その点は注意が必要です。
選ばれる理由
このプランは、AWS利用料の見直しやコスト最適化を求める企業、AWS OrganizationsまたはAWS Control Towerを使って複数アカウントを管理したい企業、さらにはセキュリティやガバナンスの要件を満たすAWS環境を持ちたい企業から支持を集めています。サーバーワークスは、AWSの最上位パートナーとして、顧客の多様なニーズや課題に向き合い、プランのアップデートを続ける意気込みを見せています。
総じて、サーバーワークスの新しい「ガバナンスプラン」は、企業のクラウド利用をさらに効率的かつ安全に導くための強力な選択肢となりそうです。