明治電機工業が取り組む生成AI活用セミナーの成功と展望
株式会社TENHOが、2025年11月25日と28日の2日間にわたり、愛知県名古屋市の明治電機工業株式会社で生成AIセミナーを実施しました。このセミナーは、主に営業や営業技術、バックオフィス部門を対象に設計され、384名の参加者がそれぞれの業務に役立つ知識を得る貴重な機会となりました。
開催の背景と目的
明治電機工業では、全社的な生成AI活用プロジェクトが進行中ですが、実際の活用率は約30%にとどまっています。この状況を踏まえ、TENHOは以下の2つの目的でセミナーを実施しました。
1. 社員が安心して生成AIを利用できる環境の構築
2. 全社的な知識レベルの底上げと、継続的な利用定着の促進
特に、Microsoft 365 Copilot Chatの操作を心理的に敷居なく始められるようサポートし、実務に直結したスキルを習得することに重点が置かれました。
セミナーの概要
セミナーは、名古屋本社と豊田支店でハイブリッド形式で開催されました。内容は生成AIの座学やデモンストレーションを通じて、セキュリティやデータ保護の側面もカバーしました。参加者はプロンプトテクニック演習やExcelマクロ作成など、実践的なワークも経験しました。
講師はTENHOのCAIO(最高AI責任者)である児玉知也氏が務め、参加者のスキルを引き出す工夫が施されました。
参加者の反応
アンケート結果によると、参加者は以下のような意見を述べています。
- - 「生成AIの使い方が体系的に理解できた」
- - 「プロンプトの重要性や指示の工夫が理解できた」
- - 「業務効率化に役立つ幅広い活用方法がわかった」
特に、Microsoft 365 Copilot Chatを用いたメール作成やExcelマクロ生成の実習は、実務に即した体験を提供したため、参加者たちからは「業務に活かせるイメージが持てた」というコメントが多く寄せられました。加えて、参加者の中にはレベル差が見受けられ、「より具体的なプロンプト作成の実践を学びたい」といった要望も出ていました。
今後の展望
TENHOでは今回のセミナーを契機に明治電機工業の生成AI活用の進展を注視し、年明けを仕切りに次の施策を考える予定です。部門ごとの活用を促進し、研修内容の深化や運用面でのサポートを提案することを目指します。
また、STATION Aiで築かれた連携を基に、持続的なAI活用体制の構築を支援し、学びから実装、定着へと結びつける取り組みを進めていきます。
TENHOについて
株式会社TENHOは、独自のフレームワーク「GENEサイクル」に基づき、生成AIの内製化支援を進めています。実務直結のAI人材育成と現場での実装を重視し、持続可能な成長を目指す企業として今後も注目される存在です。
- - 会社名: 株式会社TENHO
- - 代表取締役:田村允、土田龍矢
- - 所在地:〒150-0045 東京都渋谷区神泉町10-10 アシジ神泉ビル 10F
- - 事業内容:生成AI導入支援・研修、アプリケーション開発
- - 会社HP:TENHO公式サイト
取材やお問い合わせは、公式サイトをご覧ください。