みらいキックオフ!親子フットサル交流会の開催
2023年8月23日、東京都新宿区に本社を構える株式会社Casaが主催し、ひとり親家庭の親子を対象としたフットサルイベントが成功裏に開催されました。このイベントは、ひとり親支援団体の株式会社Felizと、日本フットサルリーグの湘南ベルマーレフットサルクラブと協力し、親子の交流やコミュニケーションを深めることを目的としています。
開催の目的と背景
近年、ひとり親家庭が直面している課題の一つは「養育費の不払い」です。厚生労働省の調査によれば、養育費を実際に受け取れているひとり親家庭は僅か28%に留まっており、これは子どもたちの生活や将来に深刻な影響を及ぼす問題です。また、親子が共に過ごす時間を作ることが難しいという現実もあります。
このような背景から、参加者に親子での体験を通じて、親子の絆を深め、養育費に関する問題について考えるきっかけを提供したいという思いでイベントを企画しました。
イベントの内容
当日は、41名の参加者が集まり、湘南ベルマーレフットサルクラブのプロ選手によるサッカー教室からスタート。選手たちの迫力あるプレーに子どもたちの目は輝き、親子で協力しながらボールを追いかけ、楽しいレクリエーションが繰り広げられました。また、参加者が一体となってサッカーを楽しむことで、親子の絆はさらに強まりました。
トークセッションの開催
このフットサル体験と並行して、保護者向けのトークセッションも開催されました。「みんなの養育費事情」をテーマに、株式会社Felizの代表やインフルエンサーの頭を持つしょうパパ氏が登壇し、参加者から寄せられた匿名質問に答える形式で、養育費の取り決めについて具体的な情報が共有されました。これにより、参加者は養育費に関する理解を深めることができ、意見交換も行われました。特色あるシェアリングにより、「心強かった」「直接質問できて良かった」といった感想が挙がる一方で、まだまだ情報が不透明であるという声も聞かれ、サポート体制の整備が求められていることも明らかになりました。
参加者の声と今後の展望
イベントの終わりには、参加した子どもたちに湘南ベルマーレの選手がサイン付きの賞状を授与しました。その際、保護者や子どもたちからは「また開催して欲しい」「素晴らしい体験だった」といったポジティブな声が多く聞かれました。次回のイベントについても期待が寄せられています。このような活動を通じて、ひとり親家庭への理解が深まり、コミュニティが形成されていくことが望まれます。
最後に
今回のフットサル交流会を通じて、親子で楽しむひとときが生まれただけでなく、多くの人々が関心を持つ養育費問題についても考える機会が提供されました。今後も、株式会社Casaをはじめとする関係者は、ひとり親家庭を支える活動に積極的に取り組んでいく予定です。子どもたちの未来を守るためには、これからも継続的な支援が必要です。そして、親子で楽しく過ごせる時間の価値を多くの人に伝えられればと願っています。