Boxが新プラットフォーム「Box Canvas」を発表
Boxは、現代のチームワークのために設計された新しいコラボレーションプラットフォーム「Box Canvas」を正式にリリースしました。このツールは、流動的でダイナミックな働き方を支援することを目的としており、特にハイブリッドワークが普及する中で、いかに効果的にチームが連携できるかに焦点を当てています。
進化する働き方への対応
Boxのプロダクト責任者、Diego Dugatkin氏は、「現代の仕事において、コンテンツは固定された文書だけでなく、常に変化し続けている」と強調しています。Box Canvasは、その名の通り、ユーザーが自由にアイデアを描き出し、それを共有・発展させるためのキャンバスを提供します。
バイオテクノロジー企業ジリオ・セラピューティクスのIT担当シニア・ヴァイスプレジデントであるNathan McBride氏は、このツールの利点について言及し、「Box Canvasによって、どこにいてもシームレスにコラボレーションすることができ、がんに苦しむ患者のために必要な治療法を研究・開発するうえで、私たちの組織が必要とする俊敏性と生産性を維持できる」と述べています。
具体的な機能と活用法
Box Canvasは、さまざまなフォーマットやコラボレーションオプションを備えており、チームメンバーが効率的に知見を出し合うことができます。具体的な機能を以下に示します。
- - 自由な描画と文字入力:図表やプロセスフロー図を視覚的に作成できるため、情報が明瞭に共有されます。
- - 無制限の招待:同僚や外部のコラボレーターを招待し、リアルタイムまたは自分のペースで作業が可能です。
- - あらかじめ用意されたテンプレート:すぐに使える便利なテンプレートが揃っており、効率的にプロジェクトを開始できます。
- - フィードバック機能:付箋ノートやコメント機能を通じて双方向の意見交換が可能で、絵文字を使った投票機能も取り入れています。
- - セキュリティの確保:業界をリードするセキュリティが確保されているため、安全に作業が行えます。
各部門での活用例
Box Canvasは、さまざまな部門での活用が期待されます。例えば、
- - マーケティング部門では、次のキャンペーンを考えるためのワークショップを実施し、全員の意見を集めることができます。
- - プロダクト部門では、新しいアプリのログインフローを視覚化し、チーム間での意見交換が容易になります。
- - 営業部門では、新しいプレゼンテーションを作成し、顧客を招待して共同作業を行うことができます。
利用開始と導入の流れ
Box Canvasは、2023年4月26日から無料および有料パーソナルプランのユーザーが自動的に利用可能となります。また、ビジネスプランやエンタープライズプランのユーザーについては、管理コンソールで手動での設定が必要です。今後数ヶ月以内には、全顧客への展開が予定されています。
Boxについて
Boxは、ビジネスプロセスの効率化を目指して2005年に設立され、現在2000社以上の企業に対してクラウドコンテンツ管理を提供しています。特に、日本国内では約15,000社の企業とお取引があり、そのうち69%が日経225に含まれています。
詳細は公式サイトやブログを通じて確認できます。これからの働き方を根本から変える「Box Canvas」に注目が集まります。