近鉄の通学定期券購入方法の大幅変更
近鉄グループは、2025年1月19日から通学定期券の発売方法を新たな形に変更し、学生の負担を軽減させる取り組みを実施します。この新しいルールでは、進級時の通学定期券購入に関して、初めての利用者に必要となる通学証明書等の確認が入学時の一度だけで済むようになります。具体的な変更内容について詳しく見ていきましょう。
1. 変更日と対象
新しい発売方法は、2025年1月19日の日曜日の午前5時以降にWEB予約された通学定期券から適用されます。対象となるのは近鉄が発売する通学定期券全般で、ICOCA定期券、KIPS ICOCA定期券、磁気定期券、および近鉄が発行する他社との連絡定期券も含まれますが、実習用通学定期券は対象外となります。
この変更は、大学生、高校生、中学生、小学生、および近鉄が指定する専門学校生など、通学定期券を購入する全ての学生が該当します。在校生は進級時に通学証明書等に「卒業予定年月日」を記載することで、同様の扱いが受けられます。
2. 購入の流れ
新しい購入方法は非常にシンプルです。2025年1月19日以降に初めて通学定期券を購入する際は、必ずWEB予約を利用する必要があります。初回購入後は、持っている通学定期券を黒色の自動販売機に挿入するだけで再購入が可能であり、WEB予約は不要となります。ただし、有効期間が卒業予定年月日の翌月までを超える場合は再度Web予約が必要です。
3. 諸注意点
進学に伴い通学範囲や経路を変更する場合は、新たな通学証明書等が必要となります。これに加え、定期券ウェブ予約サービスでの予約が求められ、新たな区間設定を行う際には事前準備が不可欠です。また、必要な情報が記載されていない通学証明書を提出した場合には、従来通りの手続きが求められます。
4. お客様へのサービス向上
この新制度の導入にあたり、近鉄では2023年7月16日から「定期券WEB予約サービス」を開始しています。このサービスを利用することにより、駅での購入手続きがスムーズになり、混雑時のストレスを軽減できます。自宅などからお手持ちのパソコンやスマートフォン経由で予約を行い、駅での所要時間を短縮することが期待されています。
5. おわりに
この新しいシステムを利用することで、学生の皆様の通学定期券購入プロセスが、より便利でスムーズに進むことが予想されます。近鉄は、学生の通学に関連する各種サービスを改善し続け、負担を減らす努力を続けていくとのことです。ぜひ、変更内容を確認して、安心して通学定期券を利用してください。