再生繊維素材Rebornfiber®ボードの新たな展開
株式会社GREEN FLAG(本社:兵庫県西宮市)が、再生繊維フェルト【Rebornfiber®ボード】に新色「Rebornfiber®ボードホワイト(RWシリーズ)」を追加し、その販売を開始しました。この新製品は、サーキュラーエコノミーの実現を目指す企業活動の一環として開発されたもので、従来の製品ラインにおいてもお客様からの強い要望が寄せられていました。
RWシリーズの特長
新たに登場するRWシリーズは、約1mm、5mm、10mm、20mmといった4つの規格材が用意されており、それぞれに水や接着剤を使用せず、100%の繊維から製造されています。環境に優しい素材でありながら、機能性も兼ね備えているのが大きなポイントです。
特に注目すべきは、吸遮音効果を持つ機能性ボードであり、従来よりも硬度と平滑性が向上したことで、加工のしやすさも改善されています。これにより、さまざまな業界での活用が期待されます。
カラー選別による汎用性
RWシリーズの製造プロセスでは、原料段階で色選別を行い、ホワイトやアイボリー、ペールブラウンなどのカラーをバランスよく仕上げています。この取り組みにより、市場で流通する衣料品や繊維製品の一般的な色味を活かしながら、視覚的にも汎用性を持たせることが可能となりました。これまでにない活用シーンがあり、寄与する環境負荷の軽減にも寄与します。
価格とサステナビリティの両立
GREEN FLAGは、品質と価格の両立を重視しており、できる限り手頃な価格でこの新しい素材を提供することを目指しています。一般的な白色のボード製品が持つ単調さを払拭し、色とりどりの繊維を混ぜ込むことで、デザイン性も持たせています。これにより、製品を手に取る人々にサステナビリティへの関心を引き起こす素材となることを期待しています。
導入事例と今後の展開
従来のシリーズ、RD(デニム端材使用)およびRH(コーヒー豆麻袋使用)に続く新たな選択肢として、RWシリーズは様々な用途での利用が見込まれています。特に、オリジナルボードや別注カラーの製造も承っており、企業の特定のニーズに応じた製品を提供する準備も整っています。
お客様が御社で排出した不用な繊維製品を集めることで、60kg以上の材料を用意すれば、特別なオリジナルボードの製造が可能です。これにより、企業の展示会用の資材や社内の備品制作など、さまざまな場面で役立てられることでしょう。
環境問題へのアプローチ
GREEN FLAGでは、これからもファッション産業や素材のリサイクルに取り組み、環境問題への解決策を提供することを目指しています。そして、各方面から注目を集めるRebornfiber®が、将来的には木材のように普遍的な素材として認識されることを願っています。今後のさらなる製品開発が楽しみなところです。