大林組がロンドンに新たなオフィスビルを建設へ！高性能エコビルの実現に向けて

大林組、新オフィスビル「60 Gracechurch Street」を開発へ

株式会社大林組の海外グループ会社であるOBAYASHI PROPERTIES UK LIMITED（以下、OPUK）は、英国ロンドン・シティにおいて再開発計画を進める「60 Gracechurch Street」について、ロンドン市から開発許認可を取得したことを発表しました。このオフィスビルの建て替え計画は、地元の歴史的金融地区において、交通利便性の高い好立地に位置しています。

立地と交通の利便性

「60 Gracechurch Street」は、ロンドン証券取引所やイングランド銀行が近隣にあり、ビジネスエリアとしての評価が高い地域にあります。最寄りの地下鉄駅である「BANK」または「MONUMENT」駅からは徒歩2分、また「CANNON STREET」駅からは徒歩5分と、非常にアクセスしやすい立地です。ロンドン・シティは高さ制限が厳しい区域ですが、OPUKはこの希少な立地での高層ビル建設を実現するべく、行政と協議を重ねてきました。

計画されている施設内容

このプロジェクトでは、各階にバルコニーを設置し、パブリックスペースを充実させる計画が進められています。また、ロンドン市およびテナントのニーズに応えるため、建物の環境性能も最高レベルを目指しています。このような環境に配慮した設計は、持続可能な都市開発に貢献することでしょう。

事業の広がりと今後の展望

OPUKは「60 Gracechurch Street」の他にも、ロンドン・シティ内で「Bracken House」および「20 Gracechurch Street（持分75%）」のオフィスビルを保有しています。これらの不動産は、大林グループにとって安定的な収益基盤を強化する重要な資産となっています。今後、大林グループはグローバルな賃貸ポートフォリオの多様化を進め、企業価値の向上に取り組む方針です。