「DENKEN WEEK 2021」の概要
宮崎県日南市の飫肥地区で、2021年11月20日から28日までの間、特別なアートイベント「DENKEN WEEK 2021」が開催されます。このイベントは、伝統的な建造物と現代アートの融合をテーマにしており、国内外から多くの観光客が訪れる日南市の歴史的な背景を生かした取り組みとなっています。
飫肥地区は、かつて飫肥藩の城下町として栄えており、その町並みは江戸時代の面影を色濃く残しています。また、この地区は1977年に文化庁から「重要伝統的建造物群保存地区」として認定されており、歴史的価値が高いエリアとして知られています。
「DENKEN WEEK 2021」の特徴と内容
「DENKEN WEEK」は、2018年からスタートし、今年で4回目の開催を迎えます。今回のイベントでは、宮崎県出身の美術家・小松孝英氏が総合プロデューサーを務め、国内外のアーティストと協力し、飫肥の文化財や歴史をモチーフにしたアート作品が展示されます。特に、一般公開されている飫肥城や民間の貴重な建築物を活用することで、訪問者はまるで時空を超えたかのような体験ができることでしょう。
イベント期間中は、さまざまなアート作品や体験型コンテンツが用意されています。具体的には、一般社団法人宮崎県建築士会・日南支部の参加による「タイムマシン」の設置や、アーティストによるワークショップ「飫肥DENKEN寺子屋」が開催され、多様なアート体験が楽しめる機会が提供されます。また、インスタレーションも各地で行われ、飫肥地区全体がアートに彩られた美術館のように生まれ変わります。
アート体験ワークショップの内容
「飫肥DENKEN寺子屋」では、以下のようなワークショップが行われます:
- - 11月20日: 花道家・永友美奈子氏による植物アレンジメント(先着15名)
- - 11月21日: 書道家・今井美恵子氏による写経体験(定員あり)
- - 11月23日: 日本画家・中嶋美穂子氏による日本画体験
- - 11月27日: 画家・川畑律子氏らによる干支の絵馬作り
これらのワークショップは、参加者が自身の手でアートを創作することができる貴重な経験となります。
観光アクセスと入場情報
「DENKEN WEEK 2021」は、入場無料で、開催期間中は飫肥DENKEN歴史バスが近隣の観光スポットを周回しますので、気軽に参加しやすいのが魅力です。バスの利用により、飫肥地区内に点在する神社や寺を訪れることができ、アートと歴史を一度に楽しむことができます。
コロナ禍の中でも、アートを通じて人々に“わくわくする”時間を提供したいと考えた企画は、地域の活性化に貢献します。古き良き伝統と現代アートが織りなす非日常的な空間で、ぜひ新しい体験を楽しんでみてください。
開催概要
- - 名 称: DENKEN WEEK 2021
- - 期 間: 11月20日(土)~28日(日)9:30~16:30
- - 会 場: 飫肥伝統的建造物群保存地区内及び周辺
- - 入 場 料: 無料
- - 主 催: 日南市、株式会社狼煙
- - 協 力: 飫肥城下文化財を活用した観光まちづくり事業協議会
寄付への参加や問い合わせは、ぜひ日南市教育委員会生涯学習課、または総合政策部総合戦略課まで。公式サイトも併せてチェックしてください。