アートと防災が融合した「sonae 備絵」の2年間の軌跡と未来

インテリアアートと防災が交差する「sonae 備絵」

「sonae 備絵」は、株式会社ドリームホールディングスが手がける新しいスタイルの防災商品で、インテリアアートと防災機能を融合させた画期的な取り組みです。2023年9月の発売から間もなく2周年を迎えるこの商品は、全国各地で注目を集め、さまざまなコラボレーションやイベント展開を通じて防災意識の向上を図っています。特に、防災月間である9月にこの活動を振り返り、読者にとっての防災の重要性を再認識してもらうことが目的です。

防災に対する新たな提案「sonae 備絵」

「sonae 備絵」は、効果的な防災対策として、災害用トイレキットをアートフレームに収納した商品です。熊本地震や九州北部豪雨を経て、実体験をもとに開発されたこの商品は、適切なトイレ対策がない場合、脱水症や感染症などのリスクを高めることを指摘しています。現状では、約8割の人が簡易トイレを準備していないというデータがあり、『sonae 備絵』は防災意識を高める新しい「備えのかたち」として提案されています。

豊富な商品ラインナップ

- sonae 備絵: トイレキット30回分（約6日分／1人）
- sonae 備絵 slim: トイレキット10回分（約2日分／1人）

詳細は公式ECサイトで確認できます。

これまでの活動成果

コラボレーションの実績

「sonae 備絵」は、アーティストとの数々のコラボレーションを通じて新しいアートを生み出してきました。2023年には冨永ボンドや髙田尚弥といったアーティストによるオリジナル作品が完成。2024年には、関東大震災100年を記念した作品や、人気アートディレクター・映画監督の千原徹也氏との特別コラボも予定しています。また、SL人吉とのコラボも実施され、地域の歴史を感じさせるプロジェクトとなっています。

POP-UP STOREと展示

多くのPOP-UP STOREや展示会も行われ、顧客との接点を持つことで防災意識を高めてきました。2023年9月にマルイファミリー溝口での展示を皮切りに、博多阪急や岩田屋など、多様な場で展開がされました。特に、2025年ジュネーブでの「そのとき、どうする？展」への協賛が注目されています。

メディア掲載実績

「sonae 備絵」は、テレビやラジオ、新聞など多方面で取り上げられ、全国的な認知度を得ています。たとえば、2024年3月にはNHKの「はっけんTV」でも取り上げられました。これらのメディア露出は、商品の普及に大きく貢献しています。

未来の展望

「sonae 備絵」は今後も「防災を、暮らしのそばに」をテーマに掲げ、多様なアーティストや企業とのさらなるコラボレーションを展開する予定です。特に、全国の障がい者施設との連携を強化し、売上の一部を各施設へ還元する取り組みも進めています。このような活動を通じて、アートの持つ力を防災教育に結びつけ、より多くの人に防災意識を浸透させる狙いです。

プロジェクトリーダーの思い

プロジェクトリーダーの藤村彩央里氏は、「災害は誰にでも降りかかり得るもので、早めの意識向上が非常に重要」と語ります。彼女自身の被災経験から得た教訓を基に、多くの人に『sonae 備絵』を通じて日常的に防災を意識してもらいたいと強調しています。全ての関係者の想いが込められた商品が、多くの人々の生活に寄与できることを願ってやみません。