概要
東京都渋谷区に本社を置く株式会社MEMOCOは、ゼロリノベと共同で戸建て注文住宅を購入した男女108人を対象に、間取りに関するアンケートを実施しました。調査は2024年の11月から12月にかけて、インターネット調査で行われ、年代や性別のバランスに配慮された結果が得られました。
調査参加者の概要
調査に参加した男女の性別比は、女性が68%と多く、年代で見ると30代が44%を占めており、気軽にライフスタイルを探求する世代の意見を反映しています。戸建てを購入した時期や価格についても多様なデータが集約され、約64%の回答者が3年以内に購入し、47%の回答者が3000万円台で購入しています。世帯人数は3人から4人が多く、一般的な家庭のニーズが伺えます。
間取りの選択
調査では、購入した間取りの形態も注目されました。最も多く選ばれたのは「4LDK」で38%に達し、次いで「3LDK」が35%という結果に。多くの家庭が広がりのある間取りを求めている様子です。
よかった間取りや設備
購入者は特に「パントリー」や「ランドリールーム」の導入を評価していることが明らかになりました。便利さや使い勝手の良さから、これらのスペースが家事をスムーズにし、収納力の向上にも寄与しているようです。
- - パントリー: 食品や日用品のストックが増え、部屋をスッキリ保てるため、使い勝手が非常に良いとの声が多く聞かれました。
- - ランドリールーム: 天候を気にせず洗濯物を干せるため、特に小さなお子様がいる家庭に好評です。
- - 回遊動線: 家事動線の短縮ができるため、家事負担が軽減されたとの意見も存在します。
不要だったと感じる間取りや設備
反対に、導入後に後悔した間取りについての意見も集まっています。最も多く挙げられたのが「和室」で、実際には物置として使われているケースが多いとのこと。「屋根裏部屋」や「リビング階段」など、見た目や考え方で選んだものの、生活するうちに利便性が薄れたという声も挙がりました。特に「浴室乾燥機」は、他の選択肢よりもあまり活用されていないようです。
まとめ
このように、戸建て注文住宅購入者の間取りに関する満足度や後悔の声を探ることで、理想的な間取りを制定する際のヒントが得られました。ライフスタイルの変化にあわせて、どのような間取りや設備が本当に必要なのかを考えてみることが大切です。購入後の使い勝手を重視するためにも、リノベーションを視野に入れることをお勧めします。
特に、自分の生活スタイルに合ったスペースをカスタマイズすることは、長い目で見れば非常に価値のある選択となるでしょう。