住友ゴム工業、Dataiku導入でデータドリブン経営を加速!製造現場の効率化と全社的なデータ活用体制へ
住友ゴム工業株式会社(以下、住友ゴム)は、ユニバーサルAIプラットフォームを提供するDataikuを採用し、製造工程の効率化と全社的なデータドリブンカルチャーの構築を目指しています。同社は2025年までにDX経営の基盤となる基幹システムの刷新やDX人材の育成など、積極的なDX推進を進めており、Dataikuの導入はこの取り組みを加速させるものとして期待されています。
データドリブンカルチャー醸成に向けた取り組み
住友ゴムは、2026年以降のDX経営実現に向け、データドリブンカルチャーの醸成を重要な施策として位置付けています。全従業員がデータリテラシーを習得し、データに基づいた意思決定と行動を促進することで、業務課題の解決、業務改革、そして生産性向上を実現することを目指しています。
具体的な取り組みとして、2022年10月よりスタッフ系全従業員を対象としたDX研修プログラムを開始し、2025年までに3,500人への研修を実施する計画です。さらに、統計やプログラミングを活用するAI人材、データサイエンティスト、データエンジニア、そしてビジネス部門の推進人材など、多岐にわたる人材育成にも力を入れています。
Dataiku導入の目的と期待
Dataikuは、住友ゴムが構築を進めるデータ活用のための全社分析プラットフォームの一角を担います。同社では、すでにBI(ビジネスインテリジェンス)ツールを導入しており、データの見える化による情報共有の迅速化やアクションの早期化といった成果を上げています。Dataikuの導入により、分析の高度化を図り、機械学習/AIを用いた予測によって、より適切な意思決定やネクストアクションの自動化を実現していきます。
Dataikuは、データ専門家だけでなくビジネス専門家でも簡単に習得できることから、BIからのステップアップに最適なプラットフォームとして選ばれました。さらに、データ利活用のプロセスをエンドツーエンドでカバーできる点も、住友ゴムの全社的なプラットフォーム構築の思想に合致しています。
現場主導のデータ活用で更なる進化へ
住友ゴムは、Dataikuを使った取り組みを製造領域から開始し、人材育成の進展に伴い、各種業務領域における課題解決や業務効率化へと拡大していく予定です。
デジタル企画部データ&アナリティクス推進グループ 兼経営企画部デジタルイノベーション推進グループ 兼製造IoT推進室 課長の金子秀一氏は、「データドリブン文化の醸成はDX経営実現のために第一に実現しなければならないことです。Dataikuは、データを簡単に安心して使える環境を提供し、データ利活用による成果創出と高度な分析へのステップアップを支援することで、データドリブンカルチャーの実現に大きく貢献してくれると期待しています。」と述べています。
Dataiku Japanの取締役社長カントリーマネージャーである佐藤豊氏は、「住友ゴム工業様のDX経営に向けた取り組みの一角にDataikuを活用いただけ大変光栄に存じます。住友ゴム工業様では、社員育成を推進しデータとAIの利活用業務領域を拡大させ、業務改革、生産性向上を加速しています。これらの取り組みは、他の多くの企業にも参考となる素晴らしいものです。私たちは住友ゴム工業様と共に、データドリブンな意思決定の普及を推進し、新たな価値創出への道を切り拓いて参ります。」とコメントしています。
住友ゴムのデータドリブン化は、製造業におけるDX推進の新たなモデルケースとなる可能性を秘めています。今後の展開に注目です。