金沢工業大学ロボティクスチームが快挙!全日本学生飛行ロボコン初の1位
2025年9月27日と28日に開催された第21回全日本学生飛行ロボットコンテスト大会は、日本工学院アリーナで盛況のうちに終了しました。この大会で金沢工業大学ロボティクス学科チームが、マルチコプター部門において初めて1位を獲得するという快挙を成し遂げました。
マルチコプター部門出場チームの紹介
ロボティクス学科の伊藤研究室を中心に構成された出場チームは、以下のようなメンバーで構成されています。指導教員は伊藤恒平教授です。
- - 青木心路さん(大学院工学研究科機械工学専攻 博士前期課程1年)
- - 西本拓未さん(ロボティクス学科4年)
- - 岡部友哉さん(ロボティクス学科4年)
- - 佐藤俊太朗さん(ロボティクス学科4年)
- - 井崎将太郎さん(ロボティクス学科4年)
- - 吉田朱佑さん(ロボティクス学科3年、パイロット)
コンテストの概要
全日本学生室内飛行ロボットコンテストでは、「一般部門」「自動操縦部門」「マルチコプター部門」「ユニークデザイン部門」「ビギナー部門」の5つのカテゴリーが存在します。特にマルチコプター部門は、2つ以上のプロペラを持ち、自作の制御装置が必要とされ、バーティポートから飛行し、様々なミッションを完了する能力が求められます。
参加チームは、九州工業大学や東京農工大学など、全11チームがエントリーしました。
決勝戦の結果
金沢工業大学ロボティクス学科チームが開発した機体「ベンゼン」は、決勝で4210点を記録し、見事に1位を獲得しました。得点内訳は以下のようになります。
- - 離陸成功:300点
- - メインミッション成功
- - 高所物資運搬成功:2000点
- - 大型物資運搬成功:700点
- - 8の字飛行成功:400点
- - AutoFLIP成功:600点
- - バーティポート内帰還:200点
- - 時間点:10点
「ベンゼン」の特長
「ベンゼン」は、全高110mm、全幅355mmのコンパクトな設計。中央で紐で固定された自作のフライトコントローラーやESCを装備し、軽量化を図っています。フレームには自作アルミ金型を基にしたCFRP(炭素繊維強化プラスチック)が採用され、頑丈で軽量な構造を実現しました。また、円形のプロペラガードはスタイロフォームをコアとし、CFRPでスキンを作成することで軽量化を図っています。
競技の模様を動画でチェック
ロボティクス学科チームの決勝戦の様子は、以下のURLから動画で見ることができます。 是非ご覧いただき、彼らの努力の成果を体感してください。
動画リンク
金沢工業大学ロボティクス学科は今後もさらなる飛躍が期待されます。彼らの今後の活躍に注目しましょう!