高山市の医療MaaS
2024-12-12 15:21:46

高山市が導入する医療MaaSの革新:移動診療車が実現する新たな医療サービス

高山市が医療MaaSを導入



岐阜県高山市は、新たに移動診療車による『医療MaaS』を来年1月から導入することを発表しました。これは岐阜県内では初めての試みとなります。高山市は日本一広い市域を持つにもかかわらず、大部分の医療機関は市の中心部に集中しているため、周辺地域の住民は医療機関までの移動が困難だったのです。この背景から、地域住民への医療サービス提供の重要性が叫ばれていました。

移動診療車の概要



高山市が導入する移動診療車は、必要な医療機器や通信機器を搭載し、看護師と連携して遠隔地にいる医師が診療を進めます。この車両内でオンラインで医療を受けることができる環境が整備されることで、医療サービスの格差を縮小し、更に医療資源が乏しい地域での早期治療や重篤化防止が期待されています。

お披露目セレモニーの開催



令和6年12月6日には運行開始に向けたお披露目セレモニーが行われ、約40名の関係者が参加しました。このイベントでは、移動診療車に乗った田中高山市長が看護師から電子聴診器を用いた診療のデモンストレーションを受け、遠隔地にいる医師に心音を共有する体験をしました。この瞬間、移動診療車の可能性が色々と広がっていることが実感されました。

今後の展開と地域の声



今年度は、国保診療所でオンライン診療のデモを行い、2024年1月からは朝日町にある秋神出張診療所で実際の診療をスタートさせる予定です。その際、地元住民との意見交換を通じてニーズを把握し、最適な移動診療車の活用方法を模索していく予定です。

移動診療車の機能



この移動診療車は、オンライン診療に必要な機材を収納するキャビネットや、取り外し可能な車載用ベッドなど、さまざまな機能が盛り込まれています。リアルタイムで医師とバイタル情報を共有できる遠隔聴診器や血圧計、体温計などの医療機器に加え、ポータブルのエコーや心電計も備えています。これにより、プライマリケアに欠かせない医療サービスが提供可能となります。

プロジェクトの背景と費用



この移動診療車の導入には、約3,600万円が投じられており、プロジェクト推進費や車両、オンライン診療システム構築など多岐にわたっています。システムと車両の導入を担当するのは、東京都のMONET Technologies株式会社です。

本理念: D to P with N



移動診療車では、看護師が同乗し、医師は基幹となる診療所からオンラインで診察を行う『D to P with N』モデルを採用しています。看護師が患者の状態を測定し、医師に情報を提供することで、迅速かつ的確な診察が可能に。この新しい医療システムが、医療資源の最適化に寄与することが期待されています。

お問い合わせ先



本件に関する質問は、高山市役所医療政策課までお寄せください。
  • - 住所: 〒506-8555 岐阜県高山市花岡町2丁目18番地
  • - 電話: 0577-35-3177
  • - FAX: 0577-35-3173
  • - メールアドレス: [email protected]


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会社情報

会社名
高山市
住所
岐阜県高山市花岡町2丁目18番地
電話番号
0577-32-3333

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