「RETURN:CHAMPION」プロジェクトの全貌
長野県御嶽山麓に位置する「御嶽スキー場」を運営する株式会社シシが、閉鎖されてから約15年が経過した「チャンピオンゲレンデ」を舞台に、新プロジェクト「RETURN:CHAMPION」を始動します。このプロジェクトは単なるゲレンデ復活に留まらず、新しいスキー場の在り方を模索する社会実験であり、参加者は「利用者」ではなく、共にスキー場を開拓する「開拓者」としての役割が求められます。
プロジェクトの背景
「チャンピオンゲレンデ」は、過去には最大斜度35度の上級者向けコースとして、多くのスキーヤーに楽しませてきました。しかし、約15年前に営業を終了して以来、この場所は静けさの中で存在していました。御嶽スキー場が再開してから3年が経過しましたが、私たちはこの地点での問いに向き合っています。それは「スキー場は整えられた場所であるべきか、または関わる場所になれるのか」ということです。このプロジェクトは、管理や放置の中間的なモデルであり、共に判断を共有しながら新たな関わり方を模索する実験でもあります。
RETURN:CHAMPIONの内容
「RETURN:CHAMPION」では、参加者は春から秋にかけて山に入り、地形を読み、危険箇所を確認し、必要最小限の整備を行います。冬季には条件の整った日にのみ滑走することができます。このプロジェクトは、単にスキーを楽しむためのイベントではなく、スキー場を共に作り上げるための取り組みなのです。
開拓者を募集
このプロジェクトでは、開拓者として参加するメンバーを募集します。定員は30名で、事前のオンラインミーティングでプロジェクトの理念や安全管理についての理解を深めた上で参加となります。参加費は無料ですが、コミュニティの安全性を保つために参加意欲や貢献度を総合的に判断させていただきます。応募締切は2026年4月5日。
申込方法
参加希望者は以下のリンクから申し込むことができます。
申し込みフォーム
プロジェクトの進め方
プロジェクト開始からの初年度は、株式会社シシが主導し、後半はメンバー自身による企画の推進を予定しています。毎年の活動は、春に思想の共通理解を行い、夏から秋にかけて地形の把握と整備を行うサイクルを経て、冬季に限定的にゲレンデを解放する形になります。これにより、通常のゲレンデでは難しい企画やイベントも積極的に取り入れていきます。
今後の展望
「RETURN:CHAMPION」はチャンピオンゲレンデの再生から始まりますが、この成功を通じて将来的には他のゲレンデの再生や新しい遊び場の開発へと発展する可能性も秘めています。最終的には、日本のスキー場の未来を参加者全員でつくり上げるという挑戦が目指されています。地元のスキー場を、観光施設としてではなく、人々が関わることで生まれる場へとプランニングしていくこのプロジェクトは、全てのスキー愛好者だけでなく地域との関わりに新たな価値をもたらす試みと言えるでしょう。
まとめ
御嶽スキー場が提示する「RETURN:CHAMPION」は、単なるゲレンデ復活の活動ではなく、参加者全員で築き上げる新たなスキー場のコンセプトを追求するプロジェクトです。閉鎖されたスキー場を新しい遊び場に再生させる挑戦を、ぜひ一緒に体験してみませんか?