障がい者アートを活用した「アールブリュットカレンダー2025」受注開始
埼玉県印刷工業組合は、社会福祉法人みぬま福祉会「工房集 KOBO-SYU」との共同プロジェクトを発表し、新しい名入れカレンダー、『アールブリュットカレンダー2025』の受注を本日より開始します。全国各地の企業やアート愛好者をターゲットに、障がいのあるアーティストたちの作品をカレンダーとして提供することで、アートを通じた新たな価値を創造していくことを目指しています。
150名のアーティストによる作品を選定
このカレンダーには、埼玉県内の11箇所にあるアトリエから選ばれた150名のアーティストの作品が含まれています。これにより、作品の売り上げがアーティストには直接還元される仕組みが整っており、参加企業や購入者もアート作品に触れる機会を増やすことができます。
画期的な再利用のアイデア
特に注目されるのは、カレンダーの裏面に印刷された型紙による再利用プランです。使用後は、カレンダーを切り取って封筒やブックカバー、ポチ袋として再利用可能。アート作品だけでなく、環境にも配慮した取り組みです。このような新しいアプローチが、全国に広がっていくことが期待されています。
カレンダーの詳細と販売について
名入れカレンダーは、9月20日より受注が開始され、納品は11月上旬を予定しています。企業や団体からのオーダーを受け付け、生まれたアートを身近に感じていただける商品に仕上がっています。価格は、部数に応じて異なるものの、例えば、50部の場合、税込55,000円となっています。また、個人の方への販売も行われる予定です。
名入れカレンダーの意義
このプロジェクトは、印刷工業組合が中心となり、地域の障がい者アーティストたちの支援を目的としています。障がい者アートは「アール・ブリュット」とも呼ばれ、社会に新たな視点を提供します。カレンダーを通じて、アートの重要性と価値を多くの人々に伝えていくことが、組合の最終的な目標です。
まとめ
この名入れカレンダーは、ただ美しいだけでなく、背後にあるストーリーや目的を理解することで、より深くアートを楽しむことができる商品です。印刷工業組合と「工房集 KOBO-SYU」のコラボが生み出すこのプロジェクトを通じて、アートと人々との新たなつながりが生まれることを願っています。今後も新たな商品開発を目指して、挑戦を続けていきます。