ソーシャルテックと東京大学が地域医療の研究を開始

ソーシャルテックと東京大学が地域医療の共同研究を開始

株式会社ソーシャルテックは、東京大学医学部と提携し、地域医療体制の強化と国民の健康維持を目的とした共同研究を開始することを発表しました。この研究は2025年10月から2030年10月までの5年間にわたり、在宅ケアに関連する重要な領域に焦点を当てます。

共同研究の背景

年々進む高齢化や人口減少に伴い、地域における医療資源が限られてきている現状があります。そこで、在宅での予防やセルフケアを生活に取り入れることがますます求められています。ソーシャルテックは、長年にわたり蓄積してきた生活者データを活用し、在宅での健康管理を促進するための研究に注力します。これまでのデータには、全ブランド累計で約2,230万本の製品出荷と、総会員数226万人の生活者情報が含まれています。

研究の目的と分野

この共同研究の目的は、4つの主要な領域に基づいています。提供する結果は地域社会にとっての有益さを追求しており、以下の内容が含まれます：
1. 家庭での健康管理と予防の促進
個人が自らの健康を管理できる環境を整備し、日常生活における健康意識を高めていくことを目指します。

2. 地域医療アクセスの向上と促進
医療機関へのアクセスを改善し、地域住民が必要な医療に繋がるようにするための分析を行います。

3. 医療情報の連携と共有の強化
地域内で得られる医療情報を効果的に連携させ、患者や地域住民が共有できる環境を創出します。

4. 医療と産業界の連携による予防プラットフォームの構築
医療関係者と企業が連携し、予防に特化したサービスや商品の開発を進める仕組みを構築します。

期待される成果

本研究で得られた知見は、在宅で実践しやすい予防・セルフケアの推奨モデルの考案に活用されます。これにより、地域や世代を超えて広く利用できる生活スタイルの提案が実現できるでしょう。さらに、ソーシャルテックの商品の開発や改良活動において、研究成果を積極的に利用し、より多くの人々の健康維持と増進に寄与していくことが見込まれます。

研究の推進体制

研究は、東京大学が中心となり、研究設計や学術的妥当性を担保しつつ成果をまとめます。一方でソーシャルテックはデータ基盤を整備し、研究実施に必要な調査や運営を担います。共同で分析設計の協議を行い、社会実装に向けた具体的な提言を進めていきます。

東京大学医学部について

東京大学医学部は、地域医療体制の強化や国民の健康維持を研究の目的としており、医療と社会の接点となる研究を推進しています。医療関連サービスに限らず、生活全般に関わるサービスの医学的有効性を検討し、広い範囲での研究活動を行っています。

株式会社ソーシャルテックについて

「コンプレックスのない明るい社会を目指して」という理念のもと、ソーシャルテックは化粧品やサプリメント、医薬部外品の通信販売を展開しています。顧客と長期的に向き合うことで、習慣形成を支えるサポートを行い、在宅で続けられるセルフケアを提案しています。これまで収集してきた大規模なデータを用いて、個人情報を適切に保護しながら、必要なデータの抽出システムを構築しています。