ハワイの伝統航海カヌー『ホクレア』が日本へ
ハワイ州観光局日本支局が、2027年にハワイの伝統航海カヌー『ホクレア』が日本各地の港に寄港するにあたり、日本での支援を広げるために、クラウドファンディングを実施します。期間は2025年8月1日から9月15日まで、目標金額は500万円です。
クラウドファンディングの目的
このクラウドファンディングは、ホクレアを日本に迎えるため必要な準備を行うことを目的としています。具体的には、海図や水路情報の収集、気象・海象データの調査、日本側のサポートクルーのトレーニングが含まれます。また、日本での教育プログラムや文化交流イベントにも資金が活用される予定です。
ホクレアは、星や風、波など自然の力を頼りに航海する特異なカヌーで、環境保全や文化継承を目指した活動を続けています。この素晴らしいカヌーの姿を日本の人々に見てもらうために、準備は欠かせません。
ホクレアの歴史
ホクレアは、1975年にハワイの建国200周年記念事業の一環として復元されました。『喜びの星』を意味するその名は、実際に星座の一等星『アークトゥルス』を指します。1976年には、ハワイとタヒチ間の航海に成功し、ポリネシア人が意図的にハワイを目指していた事実を証明しました。以来、ホクレアはハワイを拠点に50年以上にわたり世界中を航海し続けてきました。
クラウドファンディングのリターン
このプロジェクトには、支援者への特典も用意されています。
- ハワイ州観光局からの御礼メール
- ドキュメンタリー映画『モアナヌイアケア』上映会への招待
- 上記特典に加え、上映会でブルーレイとパンフレット進呈
- 上記特典に加え、ポリネシア航海協会ロゴ入りオリジナルTシャツ進呈
上映会は2026年1月頃、都内で開催される予定です。
環境と文化への思い
ハワイ州観光局は、ポリネシア航海協会と連携しながら、ホクレアの活動を支えています。この取り組みを通じて、手に取ることのできる資源が限られている地球での生活を見直し、環境への配慮を育む活動に力を入れています。また、『マラマハワイ』という考え方は、ハワイを思いやる心を持つことから始まり、生態系の持続可能性を目指しています。
未来への展望
ホクレアの日本寄港に向けた準備は、単に船を迎えるだけではなく、未来へ繋げるための教育的な側面も重要です。この航海は、必要なものを学び、人々や環境に対する思いやりを育む機会となります。ぜひ多くの方々にこの活動に参加していただきたいと思います。日本全国の多様な文化と共に、ホクレアを迎え入れるための支援を強く求めます。
詳細情報
クラウドファンディングのプロジェクトページはこちら。興味のある方は、ぜひご参加ください。私たちと一緒にハワイの文化を日本で楽しみ、その思いを次世代に引き継いでいきましょう。