ホルベイン・スカラシップ展
2023-04-10 19:09:06
若手作家の新たな挑戦を照らす「ホルベイン・スカラシップ成果展2023」の魅力
若手作家の新たな挑戦を照らす「ホルベイン・スカラシップ成果展2023」の魅力
2023年5月9日から5月20日までの期間、東京・中目黒のN&A Art SITEで「ホルベイン・スカラシップ成果展2023」が開催されます。この展覧会は、国内で活躍する若手作家への支援を目的としたホルベイン・スカラシップの一環であり、多様な材料や用具を通じて芸術の可能性を広げる取り組みの成果を展示します。
ホルベイン・スカラシップとは?
ホルベイン・スカラシップは、1986年に設立されて以来、国内のアーティストを対象に質の高い絵具や画材を支援する制度です。スカラシップ認定者は、これまでに1000名を超える実績を誇り、彼らの作品創造に大きな影響を与えています。今回の展覧会では、346名の中から選ばれた7名の奨学生が、それぞれの芸術的視点で新たな表現を披露します。
7名の奨学生とその作品
選ばれた奨学生たちがやっとの思いでたどり着いた舞台で、彼らが使用したホルベイン製の画材をメインにした作品が展示されます。例えば、濱口綾乃の『buttoned up wrong!』や、熊倉涼子の『Humans (Transient Images #21)』、深田桃子の『smooth』など、各アーティストの独自のスタイルが漂う作品が並びます。それぞれの作品は新たな視点と感覚を呼び起こし、観客に強い印象を残します。特に、各アーティストの作家ステイトメントが展示され、作品制作における画材の変化や探求について深く掘り下げられています。
サポートの影響とコメント
奨学生たちは、ホルベインからの支援を受けながら、技術面での成長や思考の深化を実感しています。熊倉涼子は、絵画技法の見直しが行えたことを指摘し、野原万里絵は子どもとの共作を通じて新たな発見をしました。また、濱口綾乃は画用液の調整を通じて技術の進化を実感し、作品の完成度を高めることができたと述べています。
審査員の目線と期待
審査員陣は、今回の作品群が多様でレベルが非常に高いと評価しており、新たな作品制作への期待が寄せられています。美術評論家の堀元彰は、特に熊倉涼子と濱元祐佳の作品が鮮やかであり、視覚的な印象を強く受けたと語っています。観客も作品を鑑賞しながら、これからの奨学生たちの成長に思いを馳せることでしょう。
展覧会の概要
展覧会は5月14日を休廊日とし、入場は無料です。また、会場へのアクセスも良好で、中目黒駅から徒歩5分の位置にあります。芸術の多様性と新たな挑戦を感じられるこの展示を、ぜひ多くの方に体験してもらいたいと思います。
アートと画材が織りなす新しい風景を、その目で確かめてみてください。興味深い作品との出会いは、きっと皆さんに新たなインスピレーションを与えてくれるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
藤原羽田合同会社
- 住所
- 東京都品川区小山5−13−2
- 電話番号
-
080-4463-0829