鳥取の冬の珍味「ばばちゃん」を楽しむイベント
鳥取県で行われた特別なイベント『日本さばける塾 in とっとり』は、地元の食文化と海の恵みを学びながら楽しむ機会となりました。1月18日(土)、鳥取市の「さざんか会館」で開催されたこのイベントには、親子連れ9組、合計21名が参加し、冬の味覚「ばばちゃん」をテーマにしたフルコース料理を体験しました。
この催しは、一般社団法人 海のごちそう推進機構と海と日本プロジェクトinとっとりが主催し、次世代に美しい海を残すための活動の一環として企画されました。かつて市場に出回ることが少なかった「ばばちゃん」ですが、最近ではその美味しさが注目され、特産品として知られています。
イベントの内容
参加者は、まず講師による「ばばちゃん」や鳥取の県魚についての学びからスタートしました。講師は、「ばばちゃん(学名:タナカゲンゲ)」が岩美町近くで豊富に水揚げされている魚であることを解説し、各地域での呼び名の違いについても触れました。
その後、参加者は実際にばばちゃんをさばく体験を行いました。魚のぬめりを取り、皮をはがし、三枚おろしにする工程に挑戦。初めて体験する子どもたちは「ぬるぬるしている!」と笑いながら、楽しみつつも真剣に取り組みました。
調理方法と味わい
さばいたばばちゃんは、鍋料理や唐揚げ、さらには昆布〆にして刺身に仕上げられました。また、参加者の皆さんが用意してくれた「ばばちゃんのふりかけ」や「あら煮」も用意され、食卓は賑やかに。デザートとして登場した「ばばちゃんエクレア」は、特に人気を集めました。
料理を通して、参加者は初めての味に驚きの声を上げ、「身がフワフワで美味しい!」と感想を述べました。料理を通じて、ただ食べるだけでなく、食文化の學びを深めるというこれまでにない体験が、親子の絆を一層強くする場となりました。
参加者の感想
参加した児童と保護者からは、魚をさばく貴重な経験ができたという感想が多く寄せられました。「普段魚を食べないのに、今日はたくさん食べていて驚いた」「自宅で簡単に再現できそうです」という声が印象的でした。
まとめ
このような体験を通じて、次世代に向けた海の大切さや、豊かな食文化を伝える活動が広がっていくことが望まれます。鳥取の美しい海とそこから生まれる恵みを再認識し、地元の食文化を大切にすることが、未来につながる顕著な一歩と言えるでしょう。
興味を意識的に持つことで、私たちみんなが環境を守り、海の未来を考えて行動することができるのです。この取り組みは、家庭でも普及したい重要な教訓を含んでいます。