桂枝之進が新作落語「落雷」をお披露目
落語ファンや初めての方々に新しい体験を提供する「落雷」というタイトルの公演が、落語家の桂枝之進によって発表されました。この公演は2025年1月11日(土)に東京・渋谷で初回が開催される予定です。「落雷」は、最新のLED技術を使用し、これまでの落語のスタイルとは一線を画した新たな演出に挑戦します。
明確な目的と新たなアプローチ
「落雷」は、古典的な落語が持つ情感や季節感、人間関係の微妙な距離感を、視覚的に表現したいという思いから生まれました。舞台の後方に設置されたLEDスクリーンには、グラフィックデザイナーのツノダハジメによる映像が流れ、観客が視覚と聴覚の両方で刺激を受けることを目指します。言葉の壁を超え、どなたでも落語の魅力を感じていただける内容となっています。
桂枝之進は、「落語は本来、お客様の頭の中で情景を描きながら楽しむものですが、時代が進むにつれて落語から距離を置く人々も増えています。そこで、映像を取り入れた形式で新たな魅力を届けられればと思います」と語っています。
期待される初回公演
初回公演は、2025年1月11日、渋谷の404NotFoundで行われます。開場は16:30、開演は17:00、終演は18:00を予定しています。一般料金は3,000円、25歳以下は2,000円という手頃な価格設定も嬉しいポイントです。公演終了後には、今後の海外展開も視野に入れているということで、多くの支持を集めることが期待されています。
ブランドとしてのZ落語
「落雷」を制作するコレクティブ「Z落語」は、落語と様々なカルチャーを融合し、新しい形のエンターテインメントを提供するプロジェクトです。これまでにも、落語とクラブカルチャーの融合を試みた「YOSE」や、大手キャリアとのコラボによる5G技術を活用したライブ配信型落語会など、多様なジャンルのクリエイターと連携しながら活動を展開しています。
桂枝之進とツノダハジメ
桂枝之進は2001年生まれで、2017年に六代文枝一門の三代目桂枝三郎に入門。その後、全国各地で活動する傍ら、Z落語の立ち上げに尽力してきました。一方のツノダハジメは、長野高専および武蔵野美術大学を卒業し、グラフィックデザインやオーディオビジュアルの分野で実験的なデザインを追求しています。
チケット購入と今後の展開
公演チケットは以下のサイトから購入可能です。
落雷チケット購入サイト。桂枝之進は、「落雷を通じて多くの人々に落語を楽しんでもらい、最終的には世界中に届けたい」と意気込みを示しています。今後も、彼の活動から目が離せません。