新しいキャリア形成の場を提供する「POP UP CAMPUS 2025」が盛況裏に開催!
2025年8月2日、東京・墨田区に位置するiU情報経営イノベーション専門職大学で、大学生向け職業体験イベント「POP UP CAMPUS 2025」が盛大に行われました。このイベントは、株式会社CourseVALUが主催し、学生と企業の理解を深め、就職におけるミスマッチをなくすことを目指しています。第2回目となる今回は、特に低学年から参加できる新しい職業体験の形を提供しました。
POP UP CAMPUSとは?
「POP UP CAMPUS」は、大学キャンパスを1日限りの職業体験テーマパークとして活用するイベントです。参加学生は各90分のワークショップを3回受講し、1日で3つの職業体験を得ることができます。このイベントの最大のポイントは、各企業の担当者と公募で集まった学生アンバサダーが協力してワークショップを開発する点です。これによって、学生は学生目線で企業の魅力を引き出し、実務に直結した理解が促進されるのです。
開催背景
近年、学生が企業に触れる機会や、インターンシップの内容が一様になりがちな中、多くの学生が「何をしたいのか分からない」というまま就職活動を始めるケースが増えています。このような状況に対応するため、CourseVALUは低学年からの参加機会を提供し、多様なキャリア体験を仲介する「POP UP CAMPUS」を企画しました。昨年11月の初回は早稲田大学で成功を収め、今回の開催へとつながりました。
当日の様子
イベント当日、参加学生は3つの企業のワークショップに参加し、先入観にとらわれずさまざまな業界や職種に触れる貴重な体験をしました。学生の視点に基づいたワークショップは、他の採用イベントとは一線を画し、企業にとっても新たな魅力を伝える場となりました。90分という限られた時間内で、学生が抱く固定観念を覆し、本質的な理解を促させるアプローチが展開されました。
多彩な企業が参加し、様々なワークショップが行われました。例えば、ダイキン工業株式会社は「空気×やりたいこと」のアイデアを生み出すワークショップ、NTTテクノクロス株式会社は「感動した顧客体験」をレゴブロックで再現する内容、そして中部電力ミライズ株式会社は、ボードゲームを通じてサービス企画を体験する機会を提供しました。
参加企業の声
多くの企業が参加し、それぞれの立場からイベントの意義を語りました。NTTテクノクロス株式会社の人事担当、上松佐和子様は「この4ヶ月が貴重な発見をもたらした」とし、学生との交流や他企業とのネットワーク構築が刺激的で、実り多くの時間となったと強調しました。
また、富士通株式会社の土井麻里帆様は「今回の経験を通じて自社の魅力を再確認し、キャリアを考える手助けになることが嬉しい」と語り、中部電力ミライズ株式会社の広木涼様も「新たな気づきを得られ、今後の採用活動に生かしていきたい」と述べました。
参加学生の声
参加した学生たちも、ワークショップを通じて新たな気づきを得た様子が伺えました。早稲田大学の学生は「普段はコンビニとしか見ていなかったローソンを企業として再認識できた」と感想を語り、千葉大学の学生は「TBSホールディングスでの企画立案とCM制作に挑戦できたことが面白かった」と振り返っています。また、駒澤大学の学生はダイキン工業のワークショップでのアイデア創出を楽しんだことを伝え、Ozzou女子大学の学生はBtoB企業の仕組みに触れた経験に驚きを隠せませんでした。
開催概要
- - イベント名: POP UP CAMPUS 2025
- - 開催日時: 2025年8月2日(土)12:00〜19:00
- - 開催場所: iU情報経営イノベーション専門職大学
- - 参加対象: 大学生(大学・学年不問)
- - 内容: 職業体験ワークショップ・参加者交流会
- - イベントサイト: 公式ウェブサイト
未来への展望
CourseVALUの代表取締役である松本和寅氏は、「大学で得た学びが未来のキャリアに繋がる社会を創りたい」という想いを持ち続け、新たな産学連携の形を提案しています。彼は、学生と企業が早期からつながることで、キャリアのミスマッチを解消するための活動を続けます。今後も「POP UP CAMPUS」を開催し、若い世代のキャリア形成に寄与していくことが期待されています。このような新たな取り組みが次世代を担う人材の育成に寄与することを願ってやみません。