新たな採用管理システムの誕生
HRクラウド株式会社が提供する採用管理システム「採用一括かんりくん」は、2025年10月1日より株式会社リクルートマネジメントソリューションズの適性検査「SPI3」とAPI連携機能を開始しました。この連携により、企業の採用プロセスが飛躍的に改善されることが期待されています。詳細を見ていきましょう。
API連携のメリット
従来、多くの企業では採用管理システムと適性検査システムが別々に運用されていました。このため、採用担当者は両システム間での情報の手入力や候補者ごとの進捗を個別に確認する必要がありました。しかし、このような手間は大きな負担となり、特に新卒採用など大量の応募者を抱える場合には深刻な問題でした。
新たに実装されたAPI連携機能によって、「採用一括かんりくん」のシステム内からSPI3の受検案内が手軽に送信でき、受検状況も自動的に更新されます。このプロセスは採用担当者の手間を大幅に削減するだけでなく、選考のスピードも向上させるでしょう。
スムーズな受検体験
具体的には、採用担当者は「採用一括かんりくん」から候補者にSPI3の受検案内を個別に配信することができます。受検の進捗状況もリアルタイムで管理され、受検完了時には自動通知が届きます。これにより、候補者の受検状況を迅速に把握でき、選考をスムーズに進めることが可能になります。
結果の自動取得と管理
SPI3の受検が完了すると、結果も自動的に店舗情報に連携され、システム上で簡易的な結果表示が行われます。これにより、選考過程における情報転記ミスを防ぎ、正確かつ迅速な判断が可能になります。
採用一括かんりくんとは
「採用一括かんりくん」は、HRクラウドが開発したクラウド型の採用管理システムで、新卒・中途採用両方に対応しています。候補者情報の整理や選考進捗の可視化、面接日程調整、内定者フォローなど、すべての採用活動を一元管理できるため、企業の採用業務を効率化します。
SPI3の意義
SPIとは「総合適性検査」の略で、1974年に個人の資質を重視した採用選考を目指し、開発されたものです。現在では、一般的に必要とされる資質や能力を測定するために広く使われています。採用選考において、単なる職歴や学歴に頼らず、より深い理解を促す検査です。
HRクラウド株式会社について
HRクラウド株式会社は、東京都千代田区に本社を置く企業で、2014年に設立されました。クラウド型採用管理システムの「採用一括かんりくん」と採用代行サービスを提供し、企業の採用業務を支援しています。
今後の展望
このAPI連携は、採用業務のさらなる効率化を図るための一歩です。企業は新たなテクノロジーを活用することで、採用活動をより一層スムーズに運営できるようになるでしょう。HRクラウドは、今後も時代の変化に対応したサービスを展開していくとしています。
この取り組みを通じて、多くの企業が抱える採用の課題が解消され、より良い採用活動が実現されることを期待しています。