新たなリスクマネジメントの時代へ
株式会社GRCSは、全社的リスクマネジメント支援クラウドアプリケーション「Enterprise Risk MT」(ERMT)と、AIリスク情報サービス「FASTALERT」との連携オプションを発表しました。この新たなサービス連携により、企業は国内外のリスク情報をより早く取得し、それに基づいて迅速な対応策を講じることが可能となります。
ERMTとFASTALERTの連携の意義
近年、自然災害や事故、地政学的リスクなど、企業が直面する想定外のリスクは増加しています。迅速な対応が求められる中、企業は情報収集やその分析に巨額な時間を費やし、なかなか適切な判断を下せないのが実情です。しかし、ERMTとFASTALERTの連携により、AI技術がSNSからリアルタイムでリスク情報を収集し、企業に提供します。このため、情報収集にかかるコストと時間を削減し、より効率的なリスクマネジメントが可能になります。
具体的な機能と進捗管理
この連携では、FASTALERTが集めた情報が定期的にERMTに自動で連携されます。ERMTのユーザーはこれに基づいて、自社のリスク評価を再検討し、進捗状況を一元的に管理できます。適切な判断を迅速に行える能力を持つ企業は、競争優位性を高めることができるでしょう。
主要機能:
- - 情報の通知: ERMTユーザー側で国や地域、事象の種類を設定し、通知されるトピックを選択。
- - メール通知: ユーザーは受信したメール内のリンクからERMTにアクセスし、事象の詳細を確認。
- - インシデント管理: ERMT内での進捗管理や対応の要否を判断する機能を利用。
導入するメリット
この新しいサービスの導入により、企業は以下のような利点を享受できます:
- - 迅速な情報入手: 国内外のリスク情報を日本語で早期に入手可能。
- - リスク特定の迅速化: 集めた情報をもとに、自社関連のリスクや過去のインシデントを特定しやすくなります。
- - 自動通知機能: リスクオーナー(担当者)への自動通知により、迅速な対応が促進されます。
- - リスク評価能力の向上: 過去のリスク情報を参照することで、リスク評価が高度化します。
- - 組織全体のリスク感度の向上: 組織内でのリスクに関するコミュニケーション活性化が図れます。
ERMTとFASTALERTの詳細
Enterprise Risk MT
ERMTは、全社的リスクマネジメント活動を効率化・高度化するためのクラウドアプリケーションです。多様なリスクを統合的に管理し、迅速なDX移行を支援します。データの可視化により状況把握が容易になり、蓄積されたノウハウを元により高精度の分析が可能です。
FASTALERT
一方、FASTALERTはSNSやウェブから集めたビッグデータを基に、災害や事故などの情報をリアルタイムで収集・配信するサービスです。全国の放送局や新聞社での採用も多く、広範囲にわたって防災や危機管理に寄与しています。
結論
このように、GRCSのERMTとJX通信社のFASTALERTの連携は、企業がリスクに迅速に対応するための強力なツールとなります。企業の存続と発展に不可欠なリスクマネジメントをさらに強化するための一歩として、ぜひこの新サービスを利用してみてください。