三重県のSDGsアイデアコンテストが新たな料理を生む!
三重県の伊勢志摩リゾートマネジメント株式会社が、運営する4つの施設で「SDGsアイデアコンテスト」を開催し、地元食材を使った持続可能な料理が誕生しました。2024年度のコンテストには、鳥羽国際ホテルやNEMU RESORTなどから集まった7チームが参加。審査の結果、優勝したメニュー「サスティナブルコース」が11月1日からレストランで提供されることが決まりました。
SDGsとは?
まず、SDGs(持続可能な開発目標)とは国際的に合意された2030年までの17の目標で、貧困や飢餓、環境問題解決に向けた具体的な行動を促すものです。このコンテストでは、地域資源を活用しながら、その理解を深めることを目的としています。実際、伊勢志摩リゾートマネジメント株式会社は2019年から本格的にSDGsの取り組みを開始し、社内の意識向上につながる施策を展開しています。
受賞メニューの詳細
1位に選ばれた「サスティナブル(地産地消)コース」は、地域の新鮮な食材を使用し、地元の可食部位を最大限に活用した料理です。このコースには、浜島産のカツオや伊勢湾産のサザエ、伊勢志摩・鳥羽湾産のアイゴを豊富に使用した料理が揃っています。特に、未利用魚の活用による地域貢献が評価されています。このメニューは、2025年3月31日まで提供され、料金は6,600円です。食材の持つ魅力と味わいを引き出すため、数々の工夫が施されています。
- - オードブル: カツオのミキュイ・グリビッシュソース
- - セカンドオードブル: サザエのブルギニオン
- - お魚料理: 市場から届いた鮮魚のスープ・ド・ポワソン
- - お肉料理: 美熊野牛の炭火焼ロースト
- - デザート: 伊賀米コシヒカリのパンナコッタ
その他の受賞メニュー
2位には、潮路亭の「和香ぷりん」と「和道くらふてぃ」が受賞しました。こちらは、三重県産大内山牛乳を使って炊き上げた乳酪粥を活用したお菓子です。3位には、NEMU RESORTから提供される「三種のフライドライスボール」や「ダブルチーズケーキ」が選ばれました。
持続可能な取り組み
伊勢志摩リゾートマネジメントは、これらの料理を通じて「環境への配慮」や「地域社会への貢献」を実現しています。例えば、型崩れしたチーズケーキを使用した新しいデザートの開発や、地元の食材を用いて創作される料理など、多岐にわたる取り組みが行われています。
特に、今回のコンテストで得られたアイデアは、今後も持続的に発展させるべきものとされ、伊勢志摩地域のさらなるSDGsの進展に期待が寄せられています。参加者や一般の方々にも、SDGsの理解を深めてもらう良い機会となったこの取り組み。
ぜひ、地元の新鮮な食材を使った持続可能な料理を楽しんで、食を通じて地域に貢献することを考えてみてはいかがでしょうか。