日本語教師研修
2021-06-24 14:50:02
日本で働く外国人を支援する日本語教師の研修概要と参加方法
日本で働く外国人を支えるために
近年、外国人就労者の数が増加しています。厚生労働省のデータによれば、2020年10月時点で日本で就労している外国人は172万4328人となり、これは過去最高の数値です。これは、10年前の65万人に比べると2.6倍以上に増えたことを示しています。新型コロナウイルスの影響で外国人の新規入国は制限されているものの、昨年よりも6.5万人の増加が見られるなど、今後もこの傾向は続くと考えられています。
外国人就労者と言えば、様々な職種や国籍の人々がいます。例えば、スーツを着た外資系の専門職や、飲食業、介護、農業など、業界は多岐に渡ります。こうした多様なバックグラウンドを持つ彼らを支援するためには、適切な日本語教育が不可欠です。
そこで、文化庁から委託を受けて行われる「就労者に対する日本語教師【初任】研修」が注目されています。本研修では、これから日本語を教える教師を対象に、日本で働く外国人就労者の多様性や課題を理解し、効果的な指導方法を学ぶことが目的です。
研修の概要
この研修は2021年8月7日から12月18日までの約5ヵ月間に渡って、オンライン形式で行われます。カリキュラムはeラーニングとオンライン参加型研修を組み合わせたもので、どこでも参加できるため、現職の日本語教師でも無理なくスケジュールに組み込みやすいのが特徴です。
具体的には、まずオリエンテーションが行われ、その後、eラーニングの受講が始まります。各科目の概要を学ぶ中で、外国人就労者に特化した指導内容について深掘りしていきます。さらに、オンライン参加型研修では、Zoomを通じて双方向での意見交換や実践的な学びが行われるため、実際の教育現場で役立つスキルを身につけることができます。
参加要件と定員
この研修に参加するためには、法務省告示校の日本語教師の要件を満たし、外国人就労者に対する指導歴が0年から3年程度の方が対象です。また、Webカメラとマイクが使用できる安定したネット環境が必要です。定員は16名で、申し込み時に受講希望動機などで選考が行われます。
受講料は15,000円(税込)で、申し込みは公式サイトを通じて受け付けています。申し込み締切は2021年7月8日で、選考の後に受講可否が通知されます。
お問い合わせ
具体的な内容や疑問については、一般社団法人応用日本語教育協会に直接お問い合わせいただけます。 この研修を通じて、日本語教師としてのスキルを磨き、外国人就労者に対して充実した支援を提供できるよう成長するチャンスです。興味のある方はぜひご参加をご検討ください。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人応用日本語教育協会
- 住所
- 東京都豊島区駒込1-13-11
- 電話番号
-
03-6812-1972