鳴門市での国内留学体験事業
鳴門市では、地域独自の教育プログラムとして「なるとうずっ子学力向上パッケージ事業」を展開しています。この取り組みは、子どもたちが持つ無限の可能性を引き出し、個々の能力を伸ばすことを目的としています。令和5年度から始まったこのプログラムの一環として、12月24日から3日間行われたのが「国内留学体験事業」です。参加したのは、鳴門市内の中学生10名です。
国内留学体験の詳細
生徒たちは、福島県天栄村にある宿泊研修施設「ブリティッシュヒルズ」に滞在し、英語が公用語の環境で生活しました。この3日間の研修では、生きた英語を体験しながら、他の生徒たちと交流し、さまざまなプログラムを通じて学びました。
英語環境での生活
英語を使っての生活は、参加した中学生にとって新たな挑戦でした。普段の学校生活ではなかなか経験できない、英語を基にしたコミュニケーションを体験し、異文化交流の中で自信を深めました。特に、英会話の授業では実践的なスキルを磨き、積極的に取り組む姿が見られました。
スコーン作りにも挑戦
また、ブリティッシュヒルズでの体験の一部として、英国の伝統的なスコーン作りも行われました。料理を通じてテーブルマナーを学んだ後、実際にフルコースディナーを楽しむ時間もありました。生徒たちは、おいしい料理を楽しむと同時に、学んだマナーを実践する喜びを感じました。
参加生徒の感想
参加生徒のNさんは、最初は不安を感じていたものの、他校の生徒や教師たちとコミュニケーションをとることで安心感を得て、充実した時間を過ごせたと振り返りました。「外国文化を学べたことで、海外に行きたいという気持ちがさらに強くなりました」とのことです。
Kさんも、「テーブルマナー講座とコースディナーが特に印象に残っています。料理が美味しくて、次回は学んだマナーを生かしたいです」と言い、充実した3日間を称賛しました。
鳴門市の子育て支援
鳴門市ではこの他にも、子育て世帯を支援する多様な取り組みを展開しています。令和4年度から7年度までの4年間を「子育て世帯定住促進施策の集中実施期間」と位置づけ、妊娠・出産、就学、住宅取得までの各ステージを包括的にサポートする『なるとまるごと子育て応援パッケージ事業』を実施中です。
このように鳴門市は、教育や子育ての支援に力を入れ、子どもたちの未来を支える環境づくりに努めています。これからも、子どもたちが自身の可能性を信じて成長できるよう、さまざまな取り組みを進めていく計画です。