にっぽんの未来の住まいを考える「メタバース家具コーディネートサービス」
株式会社Moguraが、長谷工グループと共同で開発した「メタバース家具コーディネートサービス」は、住宅や商業空間における家具配置の新しい方法です。利用者は自宅の間取りをリアルに再現した仮想空間で、家具を自由に配置しながら選ぶことができます。このサービスは、長谷工の「長谷工暮らしのメタバースプロジェクト」の一環として登場しました。
サービスの特徴
本サービスの最大のポイントは、ユーザーがパソコンやスマートフォンを通じて、自宅にいるままメタバース空間を体験できることです。特に、実際の間取りに基づくBIMデータをもとに設計された空間内で、アバターを操作して家具を配置することができます。自分の家族構成を入力すれば、その情報に基づきおすすめの家具配置が表示されるシステムです。さらに、自分自身で家具を追加したり、配置を変えたりと、直感的に操作できるのが魅力です。
無印良品との連携
実証導入される第1弾では、無印良品の家具もコーディネートに使用できる点が特徴的です。無印良品が展開しているシンプルで機能的な家具をメタバース内で配置でき、気に入った家具はそのまま店舗やオンラインショップで購入可能です。このように、仮想空間上での体験が、リアルの購買行動に直結する仕組みが、今後の消費行動にも影響を与えることでしょう。
コーディネートの相談も可能
また、プロのインテリアコーディネーターとの対話も可能です。アバターを通じて実際の空間で相談しながら、最適な家具配置についてアドバイスを受けることができます。これにより、購入後の失敗を防ぎ、自分のスタイルに合ったコーディネートが実現できます。見積もりや購入のリクエストも同じプラットフォーム上で管理されるため、手間を省いたスムーズな取引が可能です。
Moguraの取り組み
「豊かな体験を世界中に」を掲げる株式会社Moguraは、VR/AR/MR/VTuberに特化した情報を発信しながら、業界の発展に貢献しています。特に、Mogura NEXTというサービスでは、AR/VR/メタバースなどの分野で企業や行政に対するリサーチ・コンサルティング・開発サポートを行っています。また、実証導入を通じて、新しい暮らしのあり方を提案しています。
この「メタバース家具コーディネートサービス」は、単に商品を売るのではなく、消費者に新しい体験を提供することを目指しています。今後も、ユーザーの生活様式に寄り添ったサービス展開が期待されています。
まとめ
今回の取り組みは、ただの家具ショッピングを超え、仮想空間での居住体験を通じて新たなライフスタイルの提案に繋がるものです。住まいをより自分らしく、そして快適にするための新しい試みとして、このメタバース家具コーディネートサービスは注目に値します。