介護現場を支える新刊書籍、弁護士が語る終活の相談への対応とは
介護従事者に向けた新たな指針となる書籍『「終活」の相談を受けたらどうする?弁護士が教えるケアマネジャー・介護職員のための適切な対応』が、2023年12月2日に発刊されます。この書籍は、スフィア法律事務所の上原祐人、御厨佳帆、久世圭之介の3名の弁護士による共著です。
書籍の目的と重要性
近年、介護職員の業務負担が増加し、特に終活に関する相談は、利用者との信頼関係から避けがたいものとなっています。終活の相談は専門性が求められるため、多くの介護従事者はその対応に戸惑いがちです。実際に、介護従事者に向けた調査によれば、終活について「十分理解している」と回答した者はわずか6%に留まっています。このような現状に対して、本書は業務の中で最低限知っておくべき終活に関する知識を提供し、適切な専門家への橋渡しを目的としています。
読者の声
本書は以下のような介護従事者におすすめです:
- - ケアマネジャー・施設職員として、さらなる支援スキルを磨きたい方。
- - 法律の専門家ではないが、適切な振る舞いを学びたい方。
- - 多忙な日常の中で、エッセンスだけを効率的に学びたい方。
- - 複雑な家族関係を抱える利用者に対し、穏やかな看取りや相続に繋げたい方。
書籍の内容
この書籍は、介護現場の実態を踏まえ、終活に関する基礎知識から、法律や制度、財産に関する知識、葬儀の手配、デジタル遺品の取り扱いまで、幅広い分野を網羅しています。また、エンディングノートの記載例や遺言書についても詳しく解説されており、実践的な内容が盛り込まれています。
監修者の思い
上原祐人弁護士は、相続を通じて家族関係の崩壊を多く見ており、対策の重要性を痛感しています。彼は、介護職員がこの本を手にすることで、利用者の終活に対する理解が深まり、より良い相続につなげていくことを願っていると語ります。
また、御厨佳帆弁護士は、介護業務に専念できるよう、終活の相談に対して正しい情報を提供することができる本を目指しました。彼女の思いは、業務の中で介護職員が自信を持って対応できるようになることです。
久世圭之介弁護士は、介護職員に求められるのは法律の深い専門知識ではなく、必要な知識を理解し専門家への橋渡しをすることであると述べています。彼の提案は、業務をサポートするためのノウハウを提供することにあります。
購入方法
本書は、第一法規株式会社から発行され、購入は以下のサイトから可能です:
書籍の基本情報
- - タイトル:『終活の相談を受けたらどうする?弁護士が教えるケアマネジャー・介護職員のための適切な対応』
- - 著者:上原佑人、御厨佳帆、久世圭之介
- - 仕様:A5判 / 164頁
- - 定価:2,750円(本体2,500円+税10%)
- - ISBN:978-4-474-09753-7
この書籍は、介護の現場で働くすべての人々に、役立つ情報と知識を提供することを目的としています。離れた場所からサポートする法律の専門家が、あなたのそばにいるような感覚で、ぜひ手に取ってみてください。