職員向け料理教室が初めて実施されました
2024年11月21日、パルシステム・リレーションズは職員のための料理教室を東京で開催しました。これは、同組織が生産者との交流を深めるための新たな試みであり、今まで利用者向けの料理教室は行ってきましたが、職員を対象とするのは今回が初めて。今回は水産産直提携先の生産者たちが直接参加し、参加した職員たちは新たな体験を得ることができました。
料理教室は、北海道のえりも漁業協同組合や、北海道漁業協同組合連合会の皆さんによってサポートされました。特に「えりも浜の母さん」として知られる女性たちが参加し、参加者たちと共に昆布の料理を学ぶ場を提供してくれました。彼女たちは、漁業の根付く北海道の生産者として、地元の魅力を伝える役割を果たしました。
昆布の豆知識と調理のコツ
教室では、ぎょれん北光の講師が登壇し、北海道の漁業や昆布の歴史、さらには7種類の昆布の特徴や生産方法についての説明を行いました。参加者からは「温暖化による影響や生産量を増やすための工夫」などについて多くの質問が挙がり、知識を深める良い機会となりました。
参加者たちは、昆布やホッキ貝といった地元の特産物を使って、海鮮カレーや春巻き、サラダ、昆布巻きを共同で作りました。料理を学びながら、浜の母さんたちから直接話を聞くことで、生産者の思いや地元への愛情を実感しました。完成した料理を皆でテーブルを囲んで試食し、和やかな雰囲気の中で感想を交流しました。参加者からは「昆布巻きも簡単に作れると知りました」とか、「ホッキ貝の海鮮カレーが美味しい」といった感想が多数挙がりました。
持続可能な水産業の支援
この料理教室は、パルシステムによる持続可能な水産業を支援する取り組みの一部であり、今後も生産者と利用者のつながりを大切にしていきたいと考えています。「浜の母さん料理教室」は2013年から全国各地で開催されており、多くの人々が地元の味を学ぶことができる貴重な場となっています。今後もパルシステムでは、これらの活動を通じて、持続可能な生産と消費を目指し、地域の生産者との交流を促進していく方針です。
試食会の際には、全員で集合写真を撮るなど、記念に残る楽しい体験となり、今後の交流の基盤を築く一歩と成りました。参加者はこの経験を通じて、昆布料理の魅力はもちろん、生産者とのつながりの大切さを再確認しました。
このような取組は、パルシステムが目指す未来の水産業に向けての重要な一歩であるといえるでしょう。