新たな文化拠点『Flags 福岡』が2025年に誕生、地域の魅力を発信

福岡に文化の新たな拠点『Flags 福岡』がオープン

福岡市中央区に位置する「103大稲マンション2階」に、2025年11月18日に新たに文化発信交流拠点『Flags 福岡』がグランドオープンします。この施設は、北部九州の豊かな伝統文化を広く世界に紹介することを目的としており、多目的に利用できるスペースとなっています。

『Flags 福岡』の概要

施設は約66坪の広さを持ち、プレミアムツアーデスクや展示販売スペース、組子茶室、料理開発のためのアイランドキッチン、セミナー室など、さまざまな用途に対応可能です。ここでは、訪れる人々が北部九州の文化に触れることができる新たな体験が提供されます。

米国勢による文化発信の結果

大稲グループは、2018年にアメリカ・パサデナで有田の磁器や大川組子細工、柳川手鞠などの展示会を開催し、日本の文化を海外へと発信してきました。このたび、インバウンド観光客の増加を背景に、米国で展示した作品を『Flags 福岡』で再び公開することとなりました。

施設の特色

『Flags 福岡』には、設立時から常設される故井上萬二氏の作品が展示され、訪問者はそのオリジナルの魅力を楽しむことができます。また、プレミアムツアーデスクでは国内外からのVIPツアーの企画も可能です。

イタリア人デザイナーとのコラボによる組立式組子茶室では、モダンなデザインに基づき心温まるおもてなしが提供される予定です。加えて、提携する飲食店から提供されるプレミアム料理も体験でき、地域の食文化を密接に感じることができます。

利用条件と料金

施設の利用については、会議やセミナー利用が考慮されており、20～30人の規模のイベントにも対応可能です。利用料金は、半日（4時間）で5万円、1日（8時間）で10万円の予定です。茶室の利用には別途3万円が必要となります。なお、作品の常設展示が行われるため、訪問には事前の登記が必要です。

グランドオープン記念イベント

2025年11月18日の夕方には、日本フィルハーモニー弦楽四重奏団によるミニコンサートが開かれる予定です。このコンサートは地域の子供たちや周辺住民を招待して行われ、音楽と文化の融合を感じる貴重な機会となるでしょう。

このように『Flags 福岡』は、北部九州の文化を発信する重要な拠点として、多くの人々に新たな体験を提供してくれることでしょう。その開設を心待ちにする声が高まっています。