国際合同研修
2024-09-03 18:24:49

環境問題解決に向けた国際合同研修がアジアで実施される

グローバルな環境問題に立ち向かうユースの取り組み



国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)と公益財団法人イオン環境財団による「Global Youth MIDORI platform(GYM)」が、第一回国際合同研修を開催しました。この取り組みは、次世代を担う若者たちが地球規模の環境問題、特に気候変動や生物多様性の損失に対処するためのスキルと知識を身につけることを目的としています。

研修の目的と内容



地球環境問題は今もなお深刻化しており、これに立ち向かうためには若い世代の参加が不可欠です。GYMは、専門的な知識を持つ若者たちを育成するために、国際的な研修を提供するプラットフォームとして立ち上げられました。この国際合同研修は、講義とディスカッション、およびスピーチコンテストで構成されており、アジア太平洋地域から参加した学生たちに、基礎知識と対象に関する方策の提案を学ぶ機会を与えます。

2024年8月5日から7日までの3日間にわたり、オンラインで実施されたこの研修には、アジア太平洋地域の8カ国から18名の大学生および大学院生が参加しました。彼らは講義とディスカッションを通じて生物多様性や気候変動に関連する問題を理解し、解決策を考案する能力を磨きました。

スピーチコンテストの成果



研修の一環として行われたスピーチコンテストでは、参加者が自らの研究や考案した対策を発表しました。厳正に選ばれた受賞者は、ベスト・プレゼンテーション・アワードを受けた伊藤志帆さん(国際教養大学)、優秀賞の石黒平さん(東京大学大学院)、3位のレオナルドさん(インドネシア大学)と東京大学のサステイナビリティ養成大学院プログラムに所属するリサーチャーたちです。

特に受賞者2名は、今年10月にコロンビアで開催される生物多様性条約第16回締約国会議(COP16)に国連大学の代表団の一員として派遣され、公式セッションやサイドイベントで彼らの研究内容を発信する機会を得ることになります。これは、若者たちが国際社会でその意見を発信できる貴重な機会となるでしょう。

継続的な支援と育成



この計画は単発の研修にとどまらず、今後も様々な普及啓発活動やフォローアップを継続して行うことが決定されています。両団体は、若者が環境問題に対する意識を高め、積極的に関与することで、未来の持続可能な社会を築くための人材を育てることに取り組む姿勢を強調しています。このような試みはアジア地域において先駆的なものであり、他国政府に対しても若者の参加機会を拡大することが期待されています。

この合同研修を通じて得られた知識や経験は、参加者にとっての貴重な財産となり、今後の環境保護活動における原動力となることでしょう。私たちの未来を担う若者たちが、環境問題解決に向けて大きな役割を果たしていくことを期待しています。


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会社情報

会社名
公益財団法人イオン環境財団
住所
千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1 イオンタワー25階
電話番号
043-212-6022

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