CO2排出量可視化で脱炭素化を支援!越前信用金庫とe-dashが業務提携
2050年のカーボンニュートラル実現に向けた機運が高まる中、企業にとってCO2排出量の情報開示と削減は経営上の重要課題となっています。特に、プライム上場企業のTCFD対応やサプライチェーンにおける排出量情報開示の要請は、業種や規模を問わず広がりを見せています。中小企業にとっても、自社の排出量を把握し情報提出を求められるケースが増加しています。
こうした状況下、CO2排出量可視化・削減サービスプラットフォーム「e-dash」を提供するe-dash株式会社と、福井県大野市に本店を置く越前信用金庫は、業務提携を発表しました。この提携を通じて、越前信用金庫の取引先企業の脱炭素化に向けた取り組みを支援していく方針です。
e-dashは、三井物産発のサービスで、CO2排出量の可視化から削減に向けた施策の実行まで、企業の脱炭素化を総合的にサポートしています。電気やガスなどのエネルギー請求書をアップロードするだけで、事業を通じたCO2排出量を自動算出できるため、正確なデータを簡単に取得できます。さらに、サプライチェーン排出量についても、ソフトウェア上で手軽に算出・可視化が可能です。
e-dashでは、大手監査法人による第三者検証を実施し、日本政府が策定した算定ガイドラインに基づいた正確な算定方法を採用しています。CO2排出量の可視化だけでなく、三井物産のネットワークを活用し、排出量削減に向けた施策の実行支援も提供しています。
今回の提携により、越前信用金庫は、取引先企業に対してe-dashの導入を促進し、脱炭素化への取り組みを支援していきます。e-dashは、中小企業が脱炭素化の流れに取り残されることなく、持続可能な社会の実現に貢献できるよう、金融機関と連携してサポート体制を強化していきます。
e-dashと越前信用金庫、それぞれが持つ強みを活かして脱炭素化を加速
e-dashは、三井物産のノウハウとみずほフィナンシャルグループの金融ノウハウを融合し、2022年2月に設立された企業です。CO2排出量可視化・削減サービスプラットフォーム「e-dash」は、すでに150行を超える金融機関と提携しており、多くの企業が利用しています。
越前信用金庫は、地域経済の活性化に貢献するため、企業の成長を支援する金融機関として、長年地域に根差した事業を展開してきました。今回の提携は、越前信用金庫が地域企業の持続可能な発展を支援していくための新たな取り組みとなります。
e-dashと越前信用金庫は、それぞれの強みを活かし、連携することで、地域企業の脱炭素化を加速させ、持続可能な社会の実現に貢献していきます。