医療現場を革新するNEXT Stage ER Ver.2.0の全貌
TXP Medical株式会社(所在地:東京都中央区)は、急性期医療向けのデータ管理システム「NEXT Stage ER Ver.2.0」を新たにリリースしました。このシステムは特に救急外来・ER診療に特化しており、医療現場の効率化と患者満足度の向上を目指しています。
NEXT Stage ERの革新点
新しいバージョンにはいくつかの革新的な機能が追加されました。まず、
音声入力機能により、医師や看護師はバイタルサインや処置記録を音声コマンドで直接入力することが可能に。この機能は緊急時において迅速な情報入力を実現し、手間を大幅に軽減します。
次に、
リアルタイムのカルテ記載テキスト自動構造化機能も搭載されています。これは、株式会社データックとの協業によって実現され、診療録を自動的に構造化し、情報の整合性を保つことができます。これにより、医療業務における電子カルテ入力がスムーズに行え、時間の節約に繋がります。
画像解析機能の進化
さらに、バイタルサインモニター画像から文字情報を自動で抽出する
画像解析機能も追加され、急性期医療現場においてさらに迅速な対応が可能となっています。これにより、必要なデータが即座にシステムに格納され、リアルタイムで更新されるため、医療スタッフの負担が軽減されます。
医療機関間の連携強化
また、新システムには
医療機関間のD to D相談機能が追加されています。これにより、医師はMicrosoft Teamsを通じて専門的な医療相談が行えるようになり、特に重症患者のケースにおいて病院間の円滑な情報共有が期待されます。現在、このシステムでは診療情報提供書の自動作成機能も開発中とのことです。
今後の展望
TXP MedicalのNEXT Stage ERは現在、全国で14の救命センターを含む病院に導入され、実稼働しています。このシステムの導入により、急性期医療現場における患者満足度や医療スタッフの業務効率が向上し、正確なデータ収集が可能となることが期待されています。
同社は、今後もこれらの機能をクラウドベースに進化させるとともに、救急隊支援システムや医療連携システムの開発も視野に入れているとのことです。また、新機能追加には別途費用がかかるようですが、その投資に見合った価値が提供されることは間違いありません。
会社情報
TXP Medicalは、急性期データシステムおよび医療AIプログラムの開発と提供を行っています。最新の技術を駆使し、医療現場のニーズに応えるシステムを提供し続けています。
詳しい情報は公式サイト(
TXP Medical)をご覧ください。