ロイロ、ベネッセ提訴
2017-03-29 00:00:04

株式会社ロイロ、ベネッセに対して製品模倣で訴訟を提起

株式会社ロイロ、ベネッセに訴訟を提起



株式会社ロイロは、2017年3月27日に、岡山を拠点とする株式会社ベネッセコーポレーションに対して、模倣による損害賠償を求める訴訟を岡山地方裁判所に提出しました。本件は、ベネッセが販売するWindows用アプリ「オクリンク」が、ロイロが開発した「ロイロノート・スクール」に非常に類似しているとロイロが主張していることが主な要因です。

教育分野における模倣問題の重要性



最近の社会では、いわゆる「パクリ」に対する厳しい意見が数多く見受けられます。特に教育分野においては、次世代を担う子どもたちを育てるためのソフトウェアが他社の製品を模倣したものであってはならないという考えが重要視されています。ロイロは、これまで何度もベネッセに対して模倣行為に関する通知を行っていたものの、対応が不十分だったため、今回の訴訟に至ったとしています。

ロイロの知的財産保護への取り組み



ロイロは、長年の努力で築き上げてきた知的財産を保護するために、今後も積極的に法的手段を取る方針です。このような行動は、同社製品の価値を守るだけでなく、業界全体における創造性やオリジナリティを促進することにも繋がると考えています。

製品の比較



ロイロは、「オクリンク」と「ロイロノート・スクール」の具体的な比較を行い、両者の類似点を浮き彫りにしています。「ロイロノート・スクール」は、教育現場での利用が進んでおり、直感的に使用できるアプリケーションとして高い評価を得ています。これに対し、模倣されたとされる「オクリンク」は、ロイロの独自性を損なう行為と見なされており、教育の質を脅かす懸念があると指摘されています。

株式会社ロイロの背景



ロイロは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の未踏ソフトウェア創造事業をきっかけに設立されました。創業者の杉山竜太郎は、「スーパークリエータ」に認定され、数々の賞を受賞してきました。特に「ロイロノート・スクール」は、そのオリジナリティが評価されており、日本eラーニング大賞の総務大臣賞も受賞しています。教育分野においても急成長しており、現在500校以上で導入されています。

ロイロノート・スクールについて



「ロイロノート・スクール」は、主体的な学びを促進するために設計されたタブレット用授業支援アプリです。そのシンプルな操作性により、教師は自らの授業アイディアを直ちに実現できるため、授業の質を高めることが可能です。子どもたちは、自己の思考をまとめ、発表することで、自信を高めながら「思考力」「判断力」「表現力」などの能力を養うことができます。これまでに培った教育のノウハウが詰まったこのアプリは、今後の教育現場に欠かせない存在となっています。

ロイロは、教育の未来に向けた取り組みを進めており、詳細は公式ウェブサイトで確認できます。興味のある方は、ぜひ訪問してみてください。

会社情報

会社名
株式会社LoiLo
住所
神奈川県横浜市中区北仲通4-40商工中金横浜ビル5階
電話番号
045-228-9446

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