ZET-BASE KYOTOがCOP30に出展
脱炭素に特化したスタートアップ支援拠点「ZET-BASE KYOTO」が、国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)において、環境省の設置する「ジャパン・パビリオン」バーチャル展示に出展することが決まりました。これにより、地域から世界へ向けた脱炭素の取り組みを発信する機会がもたらされます。
出展の背景
ZET-BASE KYOTOは2025年4月に京都府向日市に設立された、脱炭素を目指すスタートアップを後援するための拠点です。「Zero Emission Technology」をテーマに、企業や大学、行政、市民との連携を強め、研究開発から事業化までを支援しています。この場を通じて新たな産業を創出し、地域と共に持続可能な未来を築くことを目指しています。
COP30は、国際社会によるカーボンニュートラル実現のための重要なステップを示す会議です。日本の環境政策の発信地として設定された「ジャパン・パビリオン」が、他地域の取り組みと連携し、持続可能な社会実現へ向けた姿勢を強調します。ZET-BASE KYOTOは「地域から世界へ」というメッセージのもと、様々なイニシアティブを紹介します。
バーチャル展示の内容
展示予定の内容は以下の通りです:
- - 施設紹介ムービー:「京都から世界へ、ゼロカーボンを共創する拠点」
- - 入居スタートアップと大学との共創プロジェクトの紹介
- - 京都府内企業との連携による成功事例の発表
さらに、展示会期間中にはZET-BASE KYOTOにおいて「サテライトイベント」を開催し、COP30参加者と直接対話する機会も設ける予定です。
京都から世界へ:20年の時を経て
1997年に京都で採択された「京都議定書」が2005年に発効してから、今年で20年になります。この20年間、脱炭素の取り組みはさまざまな形で進化を遂げ、企業や市民、若い起業家たちの手で新たな波を起こしています。ZET-BASE KYOTOは、その革新を次世代に繋ぐ重要な場として機能しています。
「技術や文化、教育を通じて地域から発信し、持続可能な未来を形作る」それが私たちの使命です。
株式会社ツクリエとは
運営母体である株式会社ツクリエは、起業支援に特化したプロフェッショナル集団です。「スタートアップサイドでいこう」を掲げ、ディープテックやクリエイティブ、グローバルな視点をもって、起業家やクリエイター、研究者の支援を行っています。技術革新と地域の文化を融合させ、持続可能なビジネスの未来をともに創り出す取り組みをしています。
コメント
ZET-BASE KYOTOを運営する株式会社ツクリエの代表取締役、鈴木英樹氏は、「脱炭素社会の実現には行政や企業だけでなく、市民やスタートアップの共創が必要です。京都から生まれる技術と人の力で、地球規模の課題解決に貢献していきたい」と話しています。環境への取り組みは単なるビジネスではなく、未来に向けた大切な投資です。
まとめ
ZET-BASE KYOTOがCOP30に参加することにより、地域の取り組みやイノベーションを世界に示す貴重な機会が得られました。この展示を通じて、多くの人々が脱炭素の重要性を認識し、積極的な行動につながることを期待しています。私たちのビジョンは持続可能な未来の実現に向け、より多くの共創の場を提供することです。持続可能な社会の実現に向けた取り組みがさらに広がることを願っています。