国内スタートアップ企業価値ランキング2025
2025年3月末時点でのケミカル&マテリアルズ分野における国内スタートアップの企業価値ランキングが、日本材料技研株式会社によって発表されました。このランキングは、スタートアップ企業と大手企業のマッチングを推進する「C&Mウェビナー」に基づいており、持続可能な社会の実現を目指す企業がリストアップされています。
ランキング結果
以下に、企業価値が高い順にスタートアップを紹介します。
1位:Spiber株式会社(約1,695億円)
山形県に本社を置くバイオスタートアップのSpiberは、クモの糸に着想を得たBrewed Protein™を開発しました。この革新的な素材はファッションや自動車産業と協力しながら、持続可能な社会を推進しています。
2位:株式会社TBM(約1,365億円)
石灰石を主成分とする新素材「LIMEX」を提供するTBMは、紙やプラスチックの代替品として注目を集めています。また、リサイクル事業と脱炭素の取り組みも重要なミッションの一部です。
3位:株式会社JEPLAN(約383億円)
JEPLANは「循環型社会」を目指しており、リサイクル技術を駆使して衣料品やペットボトルの再生を行っています。商用プラントの運営によって、持続可能な未来へ貢献しています。
4位:株式会社Kyulux(約296億円)
九州大学発のKyuluxは、次世代の有機EL材料を開発しています。独自の「Hyperfluorescence™」技術により、高効率で高寿命な発光を実現し、持続可能な照明技術へ貢献しています。
5位:つばめ BHB株式会社(約171億円)
東京工業大学から生まれたつばめ BHBは、低温・低圧でのアンモニア生産技術を開発しました。この技術により、持続可能な供給チェーンを構築しています。
6位:Bioworks株式会社(約143億円)
Bioworksは植物由来の次世代素材「PlaX™」を開発し、循環型社会の促進に取り組んでいます。環境に優しい未来の実現を目指しています。
7位:株式会社名城ナノカーボン(約118億円)
名城ナノカーボンは高純度のカーボンナノチューブを製造しており、先端素材によるイノベーションを追求しています。持続可能な未来を見据えた技術開発が進められています。
8位:日本材料技研株式会社(約110億円)
情報電子分野向けの高機能材料を提供する日本材料技研自身も、企業価値ランキングに名を連ねています。独自の導電性材料や先端材料の研究開発に力を入れています。
9位:株式会社Atomis(約107億円)
Atomisは次世代多孔性材料技術を用いて、気体の新たな利用を探求しています。持続可能な社会の実現を視野に入れた技術開発が行われています。
10位:株式会社カーボンフライ(約82億円)
高品質なカーボンナノチューブの量産技術を持つカーボンフライは、多方面への応用を進めています。独自技術により、持続可能な社会の実現を目指しています。
今後の展望
日本材料技研では、C&Mウェビナーの開催に加えて、JMTCキャピタルを通じたスタートアップ投資も行っており、事業会社との協業を促進しています。これにより、日本のケミカル&マテリアルズ産業におけるユニコーン企業の輩出を目指しています。
詳細な情報は、
こちらのリンクからご確認いただけます。興味がある方はぜひ、ウェビナーに参加して最新の情報を得てください。
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