家事分担で幸せを
2015-04-21 13:17:03
共働き夫婦の夕食作りが幸せをつくる!調査結果に見る新たな家事のカタチ
共働き夫婦の夕食作りが幸せをつくる!
近年、共働きの夫婦間での家事分担が注目される中、特に夕食作りにおいて夫の参加が増加していることがわかりました。
大規模調査の結果、約80%の「平日クックパパ」と85%の「休日クックパパ」が、夕食を作ることで「幸せを感じる」と答えています。これは、夫自身の幸福感が、妻や家族の笑顔と密接に関連していることを示しています。
調査の背景
昨年に施行された改正雇用保険法は、男性の育児休業の取得を促進するもので、安倍内閣が推進する「ウーマノミクス」にも関連しています。このような環境が整う中で、共働き家庭においても家事分担は重要なテーマとされています。
調査の概要
本調査は、共働きの男女合計1200名を対象に、夫が夕食作りにどのくらい関与しているのかを探りました。対象者は、平日に夕食を作る夫「平日クックパパ」、休日に作る夫「休日クックパパ」、作らない夫「ノンクックパパ」に分類され、各200名のデータを収集しました。
この調査から、夫が夕食作りを行うことは、夫婦間のコミュニケーションや感謝の気持ちを高めることがわかりました。特に平日・休日クックパパは、積極的にコミュニケーションを取る傾向があり、その分夫婦関係も円満であることが示されています。
夫が夕食を作ることの幸福感
調査では、夕食を作ることの動機は「家族の負担を減らしたい」「食べてもらった時の喜び」が上位にランクインしました。このことから、夫が料理をすることは、自己満足よりも家族の幸せを重視していることがわかります。
一方で、妻からは「材料費を削減してほしい」「レパートリーを増やしてほしい」といったリクエストも寄せられています。特に、平日・休日クックパパの夫の半数以上が「レパートリーが少ない」と感じており、改善の余地があることが浮き彫りになりました。
料理に対する意欲の変化
さらに、夕食を作る意欲がある夫は多く、特にノンクックパパにおいても60%が「やってみたい」と回答しています。食材宅配サービスのようなサポートを受けることで、料理に対するハードルが下がるのかもしれません。
夫婦関係への影響
夫婦関係に関する調査からは、夕食作りをする夫の方がコミュニケーションが活発であり、価値を共有しやすいことが示されています。逆に、料理をしない夫が「夫婦円満」と感じていても、妻の評価は厳しく、このギャップが問題となっていることも明らかになりました。
子どもへの影響
さらに、この調査からは、夫が夕食を作る家庭の子どもたちが、家のお手伝いをする傾向にあることもわかっています。父親の姿を見て育つ=家事は家族の共同作業だという意識が、次世代に引き継がれる可能性が高いと言えるでしょう。
まとめ
この調査から見えてきたのは、夫が夕食を作ることが夫婦関係をより良くし、家族全員の幸福感を高める重要な要素であるということです。料理の場を通じてコミュニケーションが生まれ、夫婦間の感謝が育まれ、さらには子どもたちにも良い影響を与えるとあれば、共働き家庭における家事分担の新たなスタンダードと言えそうです。
会社情報
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