ダイナムの中間決算
2024-11-25 18:05:07

ダイナムジャパンホールディングス、2025年中間決算を発表 減収増益の結果に

ダイナムジャパンホールディングスの2025年3月期中間決算



株式会社ダイナムジャパンホールディングス(本社:東京都荒川区)は、2025年3月期の中間連結決算の速報を発表しました。発表内容によると、営業収入は63,753百万円で、前年同期比99.0%の減少となりましたが、営業利益は6,044百万円で前年同期比137.4%という好成績を収めました。さらに中間利益も2,190百万円で前年同期比116.9%の増加を見せています。

業界の動向とダイナムの取り組み



パチンコ業界全般に目を向けると、レジャー多様化の影響により遊技人口が減少傾向にあり、多くのパチンコホールが閉店や廃業に追い込まれています。その中でも、業界再編が進み、特にM&Aによって2極化が進展しているのが現状です。

特にパチスロ市場では、スマートパチスロ機が登場し、若年層を中心とする顧客層が増加しているため、業況は堅調です。また、パチンコ市場でも新たに導入された「ラッキートリガー」を搭載した機種が話題となり、市場の回復を誘う期待が高まっています。

ダイナムグループもこのような業界の変化に対応しています。パチンコ事業において、スマートパチスロの好調を活かし、一部のホールではパチンコからパチスロへの切り替えを行っています。しかし、全体の60%以上を占めるパチンコにおいては、スマートパチンコ機の市場投入が遅れており、結果としてパチンコ事業収入は減少しました。

コスト管理と増益



一方で、利益面では改善が見られます。遊技機からの減価償却費や修繕費が減少していることに加え、光熱費や広告宣伝費の削減が功を奏し、全体の営業経費を抑制することができました。その結果として、営業利益は大きく上昇しました。

航空機リース事業の安定性



航空機リース事業においては、ダイナムは10機の保有機と7機の管理機を通じて安定した収益を確保しています。これは今後も良質な資産を増やし、航空機管理サービスを他社に提供することで、さらなる収益力強化を目指す戦略の一環です。

中間配当の実施



株主に対する中間配当については、1株当たり2円50銭と決定されました。これは、安定している経営基盤を反映したものといえるでしょう。

まとめ



ダイナムジャパンホールディングスは、パチンコ事業における減収にもかかわらず、コスト管理による利益向上や航空機リース事業の安定性を武器に成長を目指しています。今後の業界の動向と並行して、同社のさらなる成果に期待が寄せられています。詳しい決算内容は、ダイナムの公式ウェブサイトからも確認することができます。


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会社情報

会社名
株式会社ダイナム
住所
東京都荒川区西日暮里2-27-5
電話番号
03-3807-8111

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