Ubieが「生成AI大賞2024」で特別賞と優秀賞を受賞
Ubie株式会社が、一般社団法人Generative AI Japanと日経BPが主催する「生成AI大賞2024」において特別賞と優秀賞を同時に受賞しました。本アワードは生成AIの優れた活用例を表彰する特別なイベントで、初開催の今年は139件の応募の中から厳正な審査の末、Ubieのプロジェクトが評価されました。
受賞プロジェクトの概要
受賞したプロジェクトは「生成AIが実現する、人的資本最大化による病院経営支援ソリューション」で、Ubieの生成AIプロダクトマネージャーであり医師でもある原瀬翔平が登壇しました。Ubieが開発した「ユビー生成AI」は、医療現場における多様なニーズに応えるために設計されています。それは直感的なユーザーインターフェースと柔軟なプロンプトチューニング機能を備えた革新的なシステムです。
この生成AIは、文書処理に加えて、画像や音声などのマルチモーダル対応も実現。特に、退院サマリの作成においては、生成AIを活用した場合とそうでない場合を比較した結果、作成時間が42.5%も短縮され、心理的負担も27%軽減されたことが確認されました(n=189)。このような効率化を通じて、Ubieは日本の医療費の最適化に貢献することを目指しています。
受賞の背景と審査基準
「生成AI大賞2024」の審査基準には、課題設定、実装の工夫、インパクト、ガバナンス、将来性が含まれていました。審査委員長は慶應義塾大学の宮田裕章教授が務め、さまざまな専門家が審査員として参加しました。特別賞は東京大学教授の鈴木寛氏から、優秀賞は同じく宮田教授からそれぞれ表彰されました。
このアワードは、医療業界における生成AIの利活用を促進するだけでなく、AI技術の進化が医療現場でどのように役立つかを示す重要な機会となりました。
Ubie株式会社について
Ubieは、2017年に設立されたヘルステックスタートアップで、医師とエンジニアによるチームが中心となっています。彼らは「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」というミッションを掲げ、症状から適切な医療への案内を目的としたサービスを提供しています。
主なサービスには、生活者向けの症状検索エンジン「ユビー」、医療機関向けの「ユビーメディカルナビ」、クリニックと生活者をつなぐ「ユビーリンク」が含まれます。これにより、誰もが自分に合った医療にアクセスできる社会の実現に向けて、Ubieは革新を続けています。
本社は東京都中央区に位置し、今後もAIを活用した取り組みを推進していく姿勢が注目されています。
Ubieの公式Webサイト:
Ubie
Ubieは今後も、生成AIを医療分野に取り入れることで、より多くの人々に高品質な医療サービスを提供することを目指しています。これからの取り組みにも期待が寄せられています。