現代の浮世絵師とも称される故岡田嘉夫氏の画業を深く知るチャンスが訪れました。株式会社パルコが運営するクラウドファンディングサービス「BOOSTER」にて、岡田氏の画集『岡田嘉夫——綺想の絵師』の出版プロジェクトが始動しています。このプロジェクトでは、岡田氏が残した600点もの代表作が厳選され、その質感や色彩を美しく再現した作品集の制作が目指されています。購入型のクラウドファンディングで、支援者はこの貴重な作品集を手に入れることができます。
岡田嘉夫氏は1934年に神戸市で生まれ、2021年に86歳で亡くなるまでの50年間にわたり、挿絵や絵画の世界で活躍しました。彼のキャリアは実に多彩で、1971年から1976年の間にわずか7回の個展を開催。その後は数多くの作家と共作し、様々なジャンルに挑戦し続けました。特に、彼の作品に見られる美しい線描や色彩の魅力は、多くの人々を魅了し続けています。
今回のプロジェクトでは、作品集の制作を専門とするデザイナー、西岡勉氏が参加し、また美術印刷の専門企業である株式会社サンエムカラーも製版及び印刷を担当します。このようなプロフェッショナルたちの協力によって、岡田氏の画業の真髄を余すことなく伝えることが目指されています。
岡田氏の生涯は、常に自己研鑽に取り組み、新しい表現を追求する姿勢に貫かれていました。彼は神戸ドレスメーカー女学院でデザインを学んだ後、1963年にはグラフィックデザイナーとしてのキャリアをスタートします。その後、1971年から挿絵を中心とした画家活動を本格的に開始し、1973年には講談社出版文化賞を受賞するなど、名実ともに日本のアート界において重要な地位を築きました。
クラウドファンディングの募集期間は2024年8月28日から10月20日まで。目標金額は100万円で、支援者はさまざまなリターンを受け取ることができます。岡田氏の素晴らしい作品を世に広めるこの機会に、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。プロジェクトの詳細は、クラウドファンディングページで確認できます。