NPOへの信頼を高めるグッドギビングマーク制度の意義
2025年12月、公益財団法人日本非営利組織評価センター(JCNE)と、認定特定非営利活動法人全国こども食堂支援センター・むすびえによる認証授与式が行われました。この式典の後、JCNE理事長の佐藤大吾氏と、むすびえ理事長の三島理恵氏との対談が実現しました。
NPOにとっての信頼の重要性
対談の冒頭、佐藤氏はNPOに対する期待が高まる一方で、どの団体を信じればよいのか分からないという意見が多いことを指摘しました。特に、NPOが健全に運営されているかを判断するための情報が不足していることは、寄付者や支援者にとって大きな悩みとなっています。これに対し、三島氏は、第三者評価の存在が信頼につながる重要な要素であると強調しました。
「認証はゴールではなく、スタート」と語る三島氏は、むすびえが全国のこども食堂を支援する立場にあり、自身もしっかりと信頼される存在でいる必要があるとの考えを示しました。彼女のビジョンは、「誰も取りこぼさない社会をつくる」ことであり、そのためにすべてのこども食堂が安心して運営される環境を整えることが求められています。
グッドギビングマーク制度の広がり
グッドギビングマーク制度は、NPOの信頼性を証明するマークとして位置づけられています。この制度は、特にガバナンスの適切さを重視し、ステークホルダーとの信頼構築を進めるものです。2025年には既に25団体が認証を受けており、今後の成長が期待されます。
佐藤氏は、認証を受けることが団体にとって負担となるかもしれないが、その先には企業や助成団体との信頼関係を築く役割があると述べています。この点において、JCNEは企業や助成団体との橋渡しの役割を自負し、評価制度の透明性と可視化を進めていくと誓いました。
信頼の育成と対話の必要性
対談の中で、佐藤氏が「評価制度を特別視せず、社会のインフラとして根付かせることが重要」と述べ、三島氏も「評価する側とされる側が密にコミュニケーションを取り続けることが必要」と強調しました。このような対話を通じて、制度自体がより良い方向へと進化していくことが期待されています。
認証の意義は、NPOの運営の健全性を広く社会に伝えるだけでなく、寄付者や企業、行政との円滑な対話を促進することにもあります。信頼の可視化は、NPOが本来の活動に専念できる環境を作り出します。
今回の対談は、相互信頼の構築を目指す重要な一歩であり、今後のNPO活動にとって大きな意味を持つものとなりました。
対談の続きをYouTubeで
この対談の全編はYouTubeで公開されており、制度を受ける側とつくる側の視点を共に理解するための貴重な機会です。これにぜひ目を通し、NPOの信頼性向上に向けた取り組みを感じ取ってみてください。詳しくは以下のリンクからご覧いただけます。
対談動画はこちら
また、グッドギビングマーク制度についての詳細は、
公式サイトで確認できます。